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企業がイノベーションを起こすことの最大のメリットは、莫大な利益をあげるチャンスを手にすることができるからです。
今回は企業とイノベーションについて説明します。
アメリカでは1990年の時点でイノベーションが金融市場で起こりました。
広義でイノベーションとは大きな価値の変化、すなわちパラダイムシフトを起こすことです。
企業は自らのサービスや製品が、消費者の生活にとって欠かせないものになることがひとつの成功事例になります。
例えば自動車について考えてみます。
自動車が登場してから人々の生活は大きく変化しました。
これは自動車によるイノベーションが起こった結果です。
自動車が必需品となった現在では、大半の人は自動車の恩恵を受けて生活しています。
自動車産業界にとっては大成功していますが、いち自動車メーカーの立場になって考えると浮かれている場合ではありません。
自動車の技術が消費者の求める一定以上を超えたことにより、自動車業界ではコストダウンかデザイン・広報戦略によって勝負しなければならない状態です。
そうするとブランド力の強い会社か生産力の高い会社が有利になってしまいます。
そこにある企業が、奥さんが運転しやすい最低限の性能を備え、安く購入できる軽自動車を開発し販売したとします。
今までは自動車は家族で乗るもの、男の乗り物など考えられてきた常識が女性が近くのスーパーまで簡単に手軽に乗れる物と価値の変化が起きます。
軽自動車によって自動車市場にイノベーションが起きました。
消費者にとってはイノベーションを起こした代表的な製品は印象強く、こぞって購入します。
市場には、競争相手が存在しないのでその間は先行者利益となって莫大な利益が発生します。
現代ではiphoneが有名な事例です。
スマートフォン業界を活性化したことにより、消費者のイメージの中にはスマートフォン=iphoneと考える人も多く、いくら日本の企業が良い製品を作っても売上が思いのほか伸びないのです。
だから企業は先行者利益を求めてイノベーションを起こそうとするのです。