スポンサードリンク

企業はイノベーションなら、どんなイノベーションでも起こしたいと考えているわけではありません。

イノベーションには大きく分けて2つの種類があります。

その2つとは、持続的イノベーションと破壊的イノベーションです。


この2つの種類の分け方の特徴として市場のどの層、つまりどんな顧客にアプローチするかで分けることができます。

持続的イノベーションとは既存の市場の大きな層(メイン層)を対象としたものです。
持続的イノベーションの特徴を挙げますと
・既存の顧客が求めている製品、サービスを制作する
・性能や技術、機能、デザインを向上させる
・大企業が得意とするイノベーション
ことがイノベーションに繋がります。

反対に、破壊的イノベーションとはいままで注目されなかった市場や、創造されていない市場に対して行うイノベーションです。
同じように破壊的イノベーションの特徴を挙げると
・既存の顧客が求めていないもの、まだ市場に登場していない製品、サービスがイノベーションに繋がる
・必ずしも性能や技術レベルが高い必要はない
・中小企業やベンチャー企業でも大企業に市場競争で勝てる可能性がある
ことです。

もちろんイノベーションを起こし、利益をあげようと考えている企業は先行者利益をあげやすい新しい市場を形成する、破壊的イノベーションを目指します。

しかし、大企業では破壊的イノベーションを起こしにくい体質となってしまいます。

その理由は大企業は既存の市場のメイン層に対して、しっかり市場調査をして常に今あるサービスや製品を既存の顧客が求める方向へ成長させることで成長してきたからです。

このように大企業が破壊的イノベーションを起こしづらい体質になってしまうことを「イノベーションのジレンマ」といいます。

スポンサードリンク

コメント

このページの先頭へ