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1948年にイスラエルが独立してからもイスラエルと他の中東諸国とは依然として多くの問題を抱えています。
聖地問題、難民問題、対外問題の3点について見てみましょう。
・聖地問題
イスラエルは人口の約75%ものユダヤ教徒を抱える国家ですが、その領土内に位置するエルサレムは
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教の聖地となっています。
したがって、世界中から多くの信者たちがそれぞれの宗教的目的でエルサレムに巡礼しにやってきます。
しかし、中東問題の影響により治安が安定しているとは到底言えません。
・パレスチナ難民問題
イスラエル建国のときに中東戦争が勃発しました。
その際にイスラエル領内に住んでいたパレスチナ人(アラブ人)が迫害され、住居を追われます。
この迫害されたパレスチナ人がいわゆる「パレスチナ難民」です。
彼らはもともと住んでいたイスラエルに住むこともかなわず、だからと言って他に住める土地もありません。
・アラブ諸国との和平と関係の正常化
イスラエルは2つの世界大戦と列強諸国の思惑に翻弄され、他の中東諸国との関係を悪化させてきました。
今でもその禍根は残っており、アメリカが主導となって和平交渉が進められるも、
2000年代に入るころからその交渉も暗礁に乗り上げています。
イスラエル内部でもアラブ諸国との関係の正常化賛成派と反対派がいます。
また、逆にアラブ諸国もその時代の統治者によって親イスラエルに転じることもあれば、
反イスラエルになることもあります。
首相や大統領などの暗殺事件などが起こることもあり、各国の国内情勢でさえ安定していないので
中東問題の解決にはまだまだ長い時間がかかりそうです。
いかがでしたか?今回は3つの大きなポイントに絞って現在イスラエルが抱える問題を見てみました。
中東世界が平和になる日が一日でも早く訪れるといいですね。