・40歳になったばかりの主人が、脳梗塞で倒れてしまった。どうしよう。

介護保険って65歳以上にならないと利用できないのでしょう？

いいえ、満40歳以上の全ての方が、被保険者の対象となります。

満40歳になったその日から自動的に介護保険制度に加入する仕組みになっているので、

新たな手続きは必要ありません。

介護保険では、対象者が次の二つに分かれています。ポイントは、40歳・65歳です。
①1号被保険者
65歳以上であれば、原因に関係なく介護が必要な方が利用できます。身体の障害や病気、
老化あるいは、けがをした後リハビリをしたけれど体の機能が低下してしまったなど様々な理由で
介護が必要になった状態の方が対象となります。

②第2号被保険者
40歳以上65歳未満で【特定疾病】が原因で介護が必要な方が利用できます。
【特定疾病】とは、次にあげるものです。
末期がん、筋委縮性側索硬化症（ＡＬＳ）、後縦靭帯骨化症、骨折を伴う骨粗鬆症、
多系統委縮症（シャイ・ドレーガー症候群）、初老期における認知症、脊髄小脳変性症、
脊柱管狭窄症、早老症（ウェルナー症候群）、糖尿病性腎症、脳血管疾患（脳出血、脳こうそくなど）、
パーキンソン病関連疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性関節リュウマチ、慢性閉塞性肺疾患、
両側の膝関節や股関節に著しい変形を伴う変形性関節症血
なぜ65歳未満かというと、65歳になると自動的に第1号被保険者になるからです。

☆65歳未満で外傷性の脳血管疾患等で介護が必要となったになられた方は、
介護保険のサービスでなく、障害者総合支援法による障害サービスを受けるようになることがあるので、
かかりつけ医、福祉事務所等で相談されてください。