[尿検査・検尿を受けよう!]TOPへ
スポンサードリンク
検診での検尿は通常、尿試験紙を使います。
これは、薬品のついた紙を尿に付けて色の変化で尿の異常を調べる検査方法で、
薬品の性質上偽陰性や偽陽性が出る事があるので、正確な検査を受ける為にはいくつかの注意が必要です。
まずは、ビタミンCについてです。
ビタミンCを摂取すると体に不必要な分は尿中に排出されます。
ビタミンCは尿試験紙の尿糖、潜血を判定する部分の反応を弱める可能性があるので、
本来は陽性であっても、ビタミンCの影響で陰性、つまり偽陰性と出てしまう事があります。
では、どれくらい摂取したら影響が出るかという事になりますが、これは通常のジュースや果物の飲食では影響は出ません。
サプリメントやドリンク剤で習慣性に摂っている場合は過剰に摂取している可能性があるので、
できれば検尿の前は2?3日は中止するのが望ましいと思われます。
他にも、服用中の薬剤によっては本来は反応が偽陽性や偽陰性になる可能性があります。
検診時に服用の薬物がある場合は、スタッフにその旨を伝える事が望ましいです。
その他に、採尿する時間や取り方によっても結果が違ってきます。
検尿に理想的な尿は、早朝第一尿と言って、朝起きて最初の尿です。
これは適度に濃縮されているので、タンパクなどを検出しやすくなります。
検尿に使う尿は膀胱に入っている尿のうちのごく一部です。どの部分の尿が最適かというと、中間尿です。
これは排尿している途中(中間)の尿の事です。
この尿が検尿に適している理由は、最初の尿には尿道口付近の細菌が含まれる事があり、
また、最後の方の尿だと膀胱にたまった不要な細胞等が混じりやすいからです。
その他、精液の混入により尿タンパク陽性となる事があります。
射精後は尿管内に精液が残るため、検尿の際かなりの率で精液に含まれるタンパク成分が検出されます。
女性の方も体内に精液が残っている場合は、尿に混じる事があるので、男性の方の結果と同じになります。
また、生理前や生理中は尿に血液が混じる事により、血液中のタンパクが反応し、尿タンパク陽性となることがあります。
また、血液により、尿潜血反応も陽性になります。
これらの場合、試験紙だけの検査だと、タンパクの出所が判断できないため、再検査となります。
従って、検尿前の性交、生理直前や生理中の検尿はさける方が望ましいです。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
コメント
-
らんらん