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国家公務員共済組合連合会(以下KKR)とは、国家公務員の福利厚生部門を引き受けている公益法人団体です。
国の運営ではありません。国家公務員の暮らしを支える組織が別に存在していると思えばよいでしょう。
国家公務員すべてが、この組織の組合員になります。
KKRの運営は組合員の積立金と国からの負担金で成り立っており、
衆参両議院、内閣、以下各省庁別に組合があります(例;総務省共済連合組合)
さて共済組合は何のためにあるのか?主な業務を見ていきましょう。
☆保険、年金
民間会社にお勤めの人は、会社名義の保険証を使いますが、国家公務員の場合はKKR名義になります。
また年金も、民間であれば会社が管理していますが、国家公務員の場合は、KKRに支払い、将来の年金はここからもらうことになります。
特筆すべきは 高額療養費の還付金など、医療費に関して組合ならではのルールがあることです。
また独自の医療保険が売られていたりします。
☆病院、ホテルの経営
KKR直轄の病院、宿泊施設があります。宿泊施設は組合員=国家公務員の場合は、
やや安くなるという特典があります。
☆各種福利厚生サービス
介護から結婚、葬祭、住宅サービスといろいろなサービスがあります。
結婚の場合は相談所があります。割安で入会可能です。
また物品共同購入など、かなり幅広いサービスがありますが、
数が多いので、実際に国家公務員が、どの程度サービス内容を把握しているのかは謎です。
このように、いろいろなサービスが多いKKR、1番のメリットは、
困ったときなどはKKRに頼めばよいという手続き上の楽さがあります。
医療関係などの、手続きは所属部署に必要な書類を出せば済みます。
巨大組織ならではの、福利厚生システムと言えますね。