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北には荒々しい波が打ち付ける玄界灘、
内陸には阿蘇山や霧島連峰などの勇壮な山々が広がる九州。
本州とはどこか雰囲気の違う雄大な自然は、様々な恵みをもたらします。
【豚も鶏も牛もすべて一級品が揃った土地】
九州にはたくさんのブランド肉があります。
「かごしま黒豚」は鹿児島のブランド豚で、「黒いダイヤモンド」と例えられるほどの美味で、
舌の肥えている九州の他県民もわざわざこの豚を食べに鹿児島を訪れるほど。
宮崎の「みやざき地頭鶏」はすっかり有名になり、首都圏のスーパーやレストランでも見かけますが、
やはり地元で食べるのが一番美味しいです。
ぎゅっと引き締まったお肉を、食感の楽しめる「鶏のたたき」でいただくのがおすすめです。
牛肉なら、熊本の「くまもと黒毛和牛 和王」が最上級品の一つです。
阿蘇の外輪山を望む牧場でのびのび育てられた牛は、細かなサシが入り、常温では溶けそうなほど。
ぜひさっと焼いてステーキで食べたいお肉です。
【魚介類だって負けてない!】
大分の港に上がる魚介類は、お肉にも負けない美味しさです。
関さば、関あじと言えば、本州では中々お目に掛かれない高級ブランドのお魚。
現地ではリーズナブルな価格で、お刺身を食べることができます。
「呼子の朝市」で有名な佐賀も忘れてはいけません。
呼子では、新鮮なイカを食べさせてくれるお店がたくさんあります。
生きたままのイカを丸々一杯捌いて、お刺身と天ぷらでいただけます。
九州以外の地域では「クエ」と呼ばれる大きくて少々グロテスクな高級魚は、
九州では「アラ」と呼ばれています。
福岡の冬の風物詩「アラ鍋」は11月の九州場所に来た相撲取りさんたちも舌鼓を打つ美味しさ。
また、長崎で獲れる「あご」こと、トビウオは、お刺身や焼き魚にしてもいいですが、
九州の多くの地域で親しまれているのは「あご出汁」。
風味のいいあご出汁で食べる長崎名物「五島うどん」はお土産にもしたい逸品です。