30チームが集う世界最高峰のリーグ、そこに所属するすべての選手が目指すのがワールドチャンピオン。
どのようにして最も強いチームを決めるのか？
レギュラーシーズン同様、毎年ドラマが生まれるプレーオフも見逃せません！

メジャーリーグでその年に最も強いチームを決めるのがワールドシリーズです。
そこに至るまでには6カ月間のレギュラーシーズンと1カ月間のプレーオフを勝ち抜かなければなりません。

メジャーにはアメリカンリーグとナショナルリーグの2つのリーグがあり、それぞれが西、中、東の3地区に分かれていて各地区に5チームが在籍する形になっています。
まずレギュラーシーズンですが6カ月間で162試合を戦います。
単純に月平均で27試合、これをアメリカ全土を移動しながら戦います。
しかもメジャーリーグでは引き分けがありませんので、決着が着くまで日付が変わっても戦うこともあります。

こうした過酷なレギュラーシーズンの結果、各地区毎の最高勝率チームが地区優勝チームとしてプレーオフに進出します。
さらに各リーグ15チームのうち地区優勝した3チーム以外の12チームで勝率の上位2チームが1試合だけの決定戦を行い勝った方がプレーオフに進出することになります。

こうして出揃った4チームでトーナメント戦を戦います。
最初の試合はディビジョンシリーズと呼ばれ先に3勝した方が勝ち上がります。
次にリーグチャンピオンシップと呼ばれる先に４勝した方が勝ち上がる試合を行います。
この結果両リーグから1チームずつが勝ち残ってワールドシリーズを戦うことになります。
ワールドシリーズも4勝した方が優勝するため、プレーオフを勝ち抜くためには最大で1カ月間に19試合を行うことになります。

プレーオフの結果次第では必ずしもレギュラーシーズンでの勝率が上のチームがワールドチャンピオンになるとは限らず、7カ月間本当に目を離せない戦いになるのです。