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一畑電鉄といえば、出雲観光の中でよく出てくる人気路線です。
しかし東側の終点が松江温泉であり、全路線の半分が松江市を通る、
れっきとした松江の観光スポットでもあります。
宍道湖北湖畔の田園風景の中を単線で運行する姿はとてものどかで、現代では中々目にすることのできない貴重なものだと思います。本当に湖のすぐ近くを通りますので、電車に乗りながら宍道湖観光できるところも魅力的です。
一畑電鉄は出雲市駅から一畑薬師までの路線として、大正年間に敷設されました。その後昭和3年に松江温泉(現:松江しんじ湖温泉)までの北松江線が全線開通となり、大切な地元の足として長年愛されています。
戦後はマイカー化の流れなどにより乗客数が減ってしまいましたが、近年は映画の影響や鉄道ファンの増加、田園風景の中を走る姿が人気となるなど注目度が上がっています。
宍道湖畔を走る北松江線は全長約34km、出雲市駅から松江しんじ湖温泉駅までの所用時間は約1時間です。特急も走っていて、分岐である川跡駅から松江しんじ湖温泉駅間を30分で結びます。園駅から松江しんじ湖温泉駅まではほぼ宍道湖畔を走り、沿線には松江フォーゲルパーク、県立宍道湖自然館ゴビウス、松江イングリッシュガーデン、古墳の丘古曽志公園などの施設があります。眼病にご利益有りとされる一畑薬師までの路線は現在は廃線となってしまいましたが、スイッチバック駅の一畑口駅から路線バスで10分です。
これはもう1日のんびり乗り降りして、車窓や各施設を楽しむ観光がおすすめ。一畑電鉄には和紙で作られた味のある1日フリー切符をはじめとして、電車と周辺施設が存分に楽しめる様々なお得切符があります。
朝に出雲大社をお参りし、一畑電鉄をのんびり乗り降りして気分をリフレッシュ、夕方には夕日が沈む車窓を味わいながら松江に向かい、夜は松江温泉にゆっくり浸かって翌日の松江市内観光に備える…きっと素敵な旅になると思います。