スポンサードリンク

松本の街はご城下として栄えたところで、和菓子や郷土料理をはじめ、

山菜、キノコ、蕎麦、獣肉といった信州の幸が集まっています。

最近ではお洒落なカフェで頂くスイーツも見逃せません。


その中でも私が好きなものはお蕎麦、馬肉、おやきです。
いや、他にも好きなものはたくさんあるのですが、今回は信州を代表するこのグルメ3種をご紹介したいと思います。

蕎麦は標高の高い長野県の代表的な穀物です。松本市内に出回るお蕎麦には乗鞍や安曇野、奈川で作られた蕎麦の実が使われています。特に奈川で作られた蕎麦の実はとても質の高いものだそうで、「とうじ(投じ)そば」という山菜・キノコがタップリの鍋にお蕎麦をさっと温めて頂く独特の食べ方があります。
このとうじそばや十割そばが楽しめるお店が、松本の市街地にはたくさんあります。有名店だと週末予約を入れないと食べられないくらい、お蕎麦を目当てとするお客さんが来るのです。
味は勿論のこと、各店それぞれのこだわりや特徴を持っていますので、松本に宿泊した際はハシゴをするのも良いと思います。お酒にこだわるお店も多いです。

馬肉は松本では身近な食材です。何とランチで食べられるお店もあるくらいで、馬肉好きな私には大変嬉しい環境です。
日本では仏教の影響により肉食は控えられてきましたが、馬の産地である長野県・熊本県などでは古来から馬肉食の文化がありました。中でも山中の厳しい環境で暮らす信州の人々にとっては貴重なタンパク源であり、「なんこ鍋」「おたぐり」というモツまで煮込む郷土料理が誕生しています。明治時代に入ると、東京でも馬肉(桜鍋)のお店が出るようになりますが、やっぱり本場は長野と熊本でした。
今でこそ外国産が多く流通するようになったものの、やはり食べ方の歴史が古いところの調理法は格別です。個人的には、野趣溢れる熊本産よりも長野で食べる馬刺しの方が繊細のように感じて好きなのです。

最後におやき、こちらはもう長野県のソウルフードと言っても過言ではありません。小麦粉または蕎麦粉を水で練って作った皮に、色々な具材を包んで焼き上げる食べ物です。
稲作に適していない長野県では、先述の蕎麦と並んで麦も重要な穀物でした。お隣の山梨県では饂飩やほうとうが食べられていますが、信州ではおやきです。
この具材が本当に信州の幸がたくさん詰まっていて…小豆餡をはじめ、野沢菜、山菜、挽肉味噌、胡桃餡、きのこ、かぼちゃ、切干大根とバリエーションはどれを選ぶか迷ってしまうほどあります。
県内で一番有名なのは善光寺の門前町がある長野市ですが、松本市でもたくさんのおやきが食べられます。市内観光のお供に手軽に食べられるところも魅力的です。
ちなみに私は野沢菜ときのこのおやきが大好物で、寒い季節の松本旅行にはかかせません。

いかがでしたでしょうか?
これら以外にも、すぐ近くの高原で作られた乳製品、またそれを使ったスイーツ、様々なお漬物、豊富な山菜とキノコを使った料理、清流で撮れた川魚、綺麗な水で作られた地酒…と、松本には美味しい食べ物がたくさんあります。
松本へ観光の際は、北アルプス・温泉・松本城と合わせて、こうしたグルメも是非楽しんでいって下さい。

スポンサードリンク

コメント

このページの先頭へ