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日本では元来結婚式は家庭内で行うものでしたが、
明治神宮のご祭神である明治天皇が当時の皇太子の結婚式を「神前式」として執り行い、
この影響で一般家庭にも「神社での結婚式」という慣習が根付くようになりました。
1947年には明治神宮の結婚式場として「明治記念館」が造られ、現在も数多くの人が結婚式や披露宴を挙げています。
■65年以上の歴史を持つ「明治記念館」
明治記念館の本館は、元々は赤坂仮御所の別邸として1881年に建造された由緒ある建物です。
当時は現在の赤坂迎賓館がある場所に建てられたのですが、1918年に移築され「憲法記念館」となり、その後結婚式場として使われるようになりました。
この本館である「金鶏の間」をはじめ、現在は和・洋5つの宴会会場が揃っています。
また、明治記念館のもうひとつの特徴が1,000坪以上という広大な庭園です。
都心一等地であるにもかかわらず、静けさのある落ち着いた雰囲気であることが人気の理由となっています。
■明治神宮で結婚式をする魅力とは?
明治記念館で「明治神宮での神前結婚式」のプランを選べば、挙式は明治神宮、披露宴や会食は明治記念館で行うことができます。
明治神宮の挙式で有名なのは「参進」です。
参進とは、新郎新婦が神主・巫女に先導され、神前まで歩いて進んでいくという、言ってみれば「厳かな結婚パレード」のようなもの。
一般参拝客からも多くの注目を浴びるこの参進の姿は、明治神宮のひとつの名物にもなっています。
また、最近では冬季期間限定で「灯り参進」(あかりさんしん)が行われるようになりました。
「灯り参進」とは、夕方に行う参進のことです。
夕暮れの中に篝火が焚かれ、和のムードに包まれた結婚式が人気を呼んでいます。