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虫垂炎は虫垂が炎症を起こす病気です。
この虫垂は盲腸から出ているとても細い腸で、腸間膜の一部の虫垂間膜という膜でお腹の中で固定されています。
虫垂に炎症が起きると、この虫垂間膜がひっぱられ、そして、腸間膜が引っぱられる事があります。
その時に胃の辺りの不快感を生じる事があります。
胃の不快感は胃の調子が悪くて感じる事が多いのですが、後から考えると胃が原因ではなく
虫垂炎の初期症状だったと言う事もあるようです。
症状が進むと右の下腹部が痛くなります。
ピンポイントで場所を説明すると、おへそから右の腰骨まで線を引いて、
腰骨に近い方から3分の1の場所になります。
この場所を医学的にはマックバーニー点といいます。
虫垂炎を起こしている時は、この場所を押すと痛みが出るし、
また、しばらく押さえた後に急に手を離すと痛みが強くなるのが虫垂炎の特徴です。
他には、飛び跳ねて着地した時にこの場所に強い痛みが出るのも虫垂炎の特徴です。
痛みの他の症状は、食欲がなくなる、吐き気がする、発熱することもあります。
ただし、痛みや症状には個人差があり、特に高齢者は痛みに鈍感になっている事があるので、
強い痛みがなくても、異常を感じたら病院を受診する事が大切です。
初期の虫垂炎は薬で炎症を抑える事もできますが、ひどくなってしまうと、虫垂が破れてしまい、
膿みがお腹の中に流れ出てしまいます。
こうなると腹膜炎に移行しますので、治療に手間や時間がかかってしまいます。