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虫垂炎の治療方法は内服治療と手術の2種類があります。
通常、内服治療が適応されるのは、カタル性虫垂炎と呼ばれる虫垂炎の中でも一番程度が軽いタイプです。


その他は手術が必要となります。
しかし、カタル性虫垂炎でも、虫垂に糞石がある場合は薬で炎症が治まった後も
再発の可能性があるので、手術を勧められます。
また、小児や妊婦も症状の重症度の判断が難しい事や炎症の進み方がひどい事、
妊婦の場合は、虫垂が破裂した時に胎児への悪影響が考えられる事から、手術を勧められます。

虫垂は以前は人体には必要のない臓器だと思われていたので、
虫垂炎ならば再発を防ぐ為にも手術でとってしまおうという考え方が一般的でしたが、
最近では虫垂は胃や腸の免疫機能に大きく関わっている可能性があるため、
できれば手術で取ってしまわずに、内服治療で炎症を納める方法が勧められる様になりました。

内服治療をする場合、まず安静が必要です。
虫垂は消化に関わる腸ではないとはいえ、腸の一部なので、虫垂を安静させる為に入院し、絶食が必要です。
そして、炎症を起こしている菌を殺す為に抗生物質の点滴を行い治療します。
炎症が落ち着いてから食事を開始し、食事をしても再び炎症が起こらないのが確認されれば、
治ったと判断され、退院となります。
ただし、炎症の程度が極々軽い場合は、入院をせずに外来で治療する事もあります。
この際、通常抗生物質は内服となります。

手術にしろ、入院での内服治療にしろ外来での治療にしろ、自己判断はせず
症状を感じたらまず病院を受診し、治療法法に関しては医師と相談して決める事が必要です。

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