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長野県が観光地として人気が高い理由は、豊かな土地ならではの美味しいグルメが
盛りだくさんであることも大きな要因です。
山の恵みから生まれる信州グルメは、現地ならでは澄んだ空気と鮮度で頂けば、より一層美味しさを楽しめます。
長野県の観光に行かれる方は、人気グルメを事前にチェックしておきましょう。
■現地で味わいたい長野名物蕎麦
長野県と言えば「蕎麦」の産地として非常に有名です。
8月下旬から9月上旬ころには、白くゆらゆらと風に揺られる
可愛らしい蕎麦畑の花の景色を県内のあちらこちで見られます。
北は黒姫・戸隠から南は木曽・開田高原に至るまで、県内全体で蕎麦が生産されているため、
日本屈指の蕎麦の産地である長野県に行くなら、いくつもの蕎麦を食べ比べてみるのがおすすめです。
信州そばの中でも、美味しい蕎麦が食べられる土地として人気が高いのは、「戸隠そば」です。
蕎麦は寒冷地を好み、高原が多い長野県が美味しい蕎麦処となっているのですが、
戸隠高原は平均気温が8.6度と低く、昼夜の寒暖差が激しく”霧下そば”と呼ばれる霧に覆われます。
すると、香り豊かな蕎麦に育ち、風味の良い蕎麦が楽しめるため、
戸隠そばはブランド蕎麦の代表にもなっています。
私にとって信州そばは、近くのスーパーにも沢山取扱いがあるので
身近な蕎麦でしたが、現地では全く味が異なります。
水がキレイなので、同じ蕎麦でも出来上がりに差が生まれ、蕎麦本来の香り豊かさが堪能できます。
それから、それぞれの土地で作られた名物蕎麦も必見で、
すんきそば、富倉そば、とうじそば等色々な種類があります。
私は野麦峠にて奈川そばととうじそばを頂きました。
とうじそばは”投汁そば”と書き、季節の野菜や山菜を入れた鍋に浸して食べるのですが、
寒い地方ならではのアイデアで生まれた蕎麦は、やはり冷えた体に優しく、
蕎麦の香りも楽しめ美味しくいただきました。
■食べ比べしたいブランド牛肉
長野県は、キレイな水と空気と美しい山々に囲まれた土地のため、
ブランド牛として有名な「信州牛」をはじめに、沢山の良質な肉牛が生産されています。
ストレスを与えることなく、伸び伸びとした環境で牛を育てることができるため、
良質なお肉へと仕上がるので長野県に足を運んだ際には牛肉を味わっておきましょう。
まず、代表的な「信州牛」は、長野県の名産でもある”リンゴ”を牛に食べさせ育てていることが特徴です。
リンゴを食べて育っているためか、信州牛は甘味があり牛臭さもありません。
柔らかすぎず、牛肉の旨みがたっぷりと含まれ、噛むたびに美味しさが口の中に広がります。
続いておすすめなのが、木曽地方で育った「木曽牛」です。
木曽では近県の飛騨牛、近江牛、松坂牛となる仔牛を育てており、黒毛和種の肥育が盛んな土地です。
日本のブランド和牛を支えている場所でもあるので、
牛肉好きなら是非とも味わっておきたい必見のグルメポイントです。
黒毛和牛は高価なイメージがありますが、意外にも現地では低価格で食べることができます。
たとえば、上質なサーロイン部分を使用した定食セットでも、1,500円程度で食べられます。
食べ応えもしっかりあるので、名産牛の味を是非堪能しておきましょう。
■お土産にもピッタリな美味しいお酒
長野県と言えば、日本酒、ワイン、地ビールなどお酒の産地としても有名です。
豊かな水源がある土地だからこそ生まれる美味しいお酒は、現地で飲むもよし、
お土産に持って帰るものよしの逸品です。
東京からのアクセスにも便利な諏訪市には、伝統的な酒蔵が残る街のため
人気銘柄の日本酒が作られています。
街道沿いには、「舞姫、麗人、本金、横笛、真澄」の酒蔵が並ぶ珍しい土地でもあり、
諏訪五蔵として良きライバルがいるからこそ、良い酒作りを続けてきたという環境があるのでしょうね。
私は日本酒好きの母にお土産として木曽の木曽路酒を購入しました。
スッキリとした味わいで、色々買ったお土産の中でも非常に好評でした。
自分自身のお土産には、安曇野の地ビールを買いました。
フルーティーで飲みあたりが良く、今まで飲んできた地ビールの中でも断トツの美味しさでした。
■季節に合わせて楽しむ旬の味覚
長野県には沢山の名産がありますが、季節に合わせた旬の味覚を堪能し忘れないようにしましょう。
・春
なんといっても山間の地方ならではの山菜は、春になると沢山芽吹き、鮮度の良い山の幸を味わえます。
山菜にはアクが強いものもあり、自宅では上手く料理することが難しい種類もあるので、
現地で調理された美味しい山菜は必見です。
・夏
暑い夏には、避暑地の軽井沢などが人気となっていますが、
信州と言えば夏の時期にはフレッシュな桃やブルーベリーが実ります。
フルーツ狩り体験をしながら新鮮な果実が食べられるので、夏休み旅行でお子様と一緒の旅にもおすすめです。
・秋
実りの秋という言葉通り、長野の秋にはリンゴ、梨、ブドウなどの果実が豊富に実りますが、
忘れてはいけないのがマツタケです。
赤松が多く国産マツタケが育ち、秋になると至るところでマツタケの直売が行われています。
贅沢なマツタケがお腹いっぱい味わえるのも長野ならではです。
・冬
お土産品としても大人気の野沢菜は、冬にシーズンを迎えます。
特にうす塩で漬けた素朴な味わいの本漬けは、野沢菜の風味が生きているので絶品です。