[教えて!年末調整の基礎知識]TOPへ
スポンサードリンク
年末調整は会社に任せきりで、どのくらい還付金が返ってくるのかわからない…。
という方は大変多いと思います。
自分で年末調整の計算ができると便利だと思いませんか?
還付金の目安がつけば、ちょっとした楽しみになるのではないでしょうか。
(場合によっては還付金がない場合もありますのでご了承下さい。)
では、どのような計算をする必要があるかご説明します。
◆年末調整の計算方法
①給与所得を算出します。
源泉徴収票で年間総支給額のチェックをします。
そこから、給与所得控除(算出表が公開されていますので参考にして頂ければと思います。)
を差し引きます。この計算で求められるのが、「給与所得」です。
給与所得控除はいわゆる必要経費と考えられる部分になりますので、
儲けにはならず、課税対象外とされています。
②課税給与所得金額の算出をします。
①で算出した「給与所得」から、保険料控除、扶養控除などの各種控除額を差し引きます。
さらに生活する上での必要経費と考えられる部分が控除されて、
課税対象のとなる課税給与所得金額が算出されます。
③実際の所得税を算出します。
「課税給与所得金額」に税率をかけて算出されるのが、実際の年税額となります。
④算出年税額と毎月納めている所得税額との差額を算出します。
実際に収めている所得税と算出した年税額との差額が、年末調整額となります。
多く納めていた場合は差額が還付されますし、足りない場合は追納することになります。
実際に計算してみることで、自分が納めている税金を再認識することができます。
還付金を楽しみにすることも重要ですが、税について改めて考えるきっかけにして頂ければ幸いです。