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ノロウィルスの潜伏期間(ウィルスが体に入って症状が出るまでの時間)は平均で1~2日と言われています。
通常、症状は吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、38℃程度のあまり高くない発熱です。
患者さんによっては、吐き気が始まる前に胃もたれや胃が張った感じがする方もいらっしゃいます。


症状が出てから回復するまでは、平均で1~2日ですが、ウィルス自体は腸の中で1~2週間生き続けます。

嘔吐や下痢で体の水分やミネラル分が足りなくなりがちなので、
室温程度に暖めめたスポーツ飲料を飲んで、水分を補充する必要があります。
冷たい状態のスポーツ飲料は胃腸の働きが鈍くなる可能性があるので、おすすめできません。
冷たいものしかない場合は電子レンジ等で暖めるか、どうしても冷たいままがよければ、
少しずつ、お腹が冷えない様に口で暖めながら飲まれるのがいいと思います。
下痢止めは腸の中に大量のウィルスを閉じ込める事になるので、服用は好ましいとは言えません。

また、ウィルスが体に入ったからといって、かならずしも全員が発症するとは限りません。
症状が出ない、“不顕性感染”のこともあります。また、症状が出ても風邪程度で治まる事もあります。
この様な軽度の症状の感染の場合、たとえ病院に行ったとしても風邪と診断され、
ノロウィルスに感染していると診断されるのは難しいと思われます。

通常、ノロウィルスに感染し発症しても死に至ることはありませんが、嘔吐物の誤嚥、
つまり嘔吐物が誤って気管や肺に入る事により窒息死や誤嚥性肺炎による死亡の可能性はありますが、
これは高齢者の事例がほとんどなので、通常の成人でノロウィルスの感染による死亡はまず考えられません。

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