パズルゲームというと、落ち物パズルのようなシンプルなものを連想しがちかもしれません。

ですが、やりごたえのあるパズルや謎解きでありながら、ユニークな世界観やストーリーもあわせもったタイトルも少なくありません。

そのような完成度の高いパズル系ゲームを三本、ご紹介したいと思います。

■『ポータル2』

ポータルは、一人称視点のアクションパズルゲームです。壁に向かって撃てば人の通れる大きさの穴を開けられるというポータル銃を使いながら、工夫をこらして各ステージを、出口をめざして移動していきます。

パズル自体の面白さもさることながら、ゲームの進行に応じて主人公がどうしてこのような状況に巻き込まれてしまったのかという謎に迫っていく構成なので、先が気になって飽きさせません。

■『ICO』

これはもともとはPS2用ソフトとして発売されたゲームですが、2011年にPS3用にHDリマスターされ、より美しい精細なグラフィックとなってよみがえっています。

内容は、古い城に閉じ込められていた少年の主人公が、出会った少女と共に手を取り合って、城に仕掛けられたパズルを解きながら脱出をめざすというものです。この過程でとても印象深いストーリーが展開され、エンディングも強く記憶に残るようなものになっています。

■『LIMBO』

LIMBOは基本的には、主人公の少年を操作して進む横スクロールアクションですが、巧妙に仕掛けられた即死の罠をかわしながらパズルを解いて先へと進んでいくという、歯ごたえのあるパズル系ゲームです。

このゲームは何と言っても、モノトーンの暗く不気味なグラフィックの中で展開されていく不条理な世界観と、何か不安をかきたてるような雰囲気が非常に特徴的で、罠だけではなく進んだ先にははたして何が待ち受けているのだろうかという緊張感がとてもスリリングです。