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ちょっとややこしい?
リニアモーターカーは、みんなが宙に浮くとは限らない!


よくイメージされるのが、リニア中央新幹線としても導入される予定の、
「少し宙に浮いて、一直線に進む速い車両」かもしれません。
しかし、リニア(linear)は直線を意味する単語であり、浮くかどうかは関係ありません。
あくまでも、通常の回転式モーターではなく、直線状にモーターを並べた形である
「リニアモーター」を採用している車両、という意味になります。
つまり車輪で走るリニアモーターカーもあることになります。

・基本的な原理とは?
車両側は、強い電流が流れても発熱の心配がない、超電導磁石という磁石を
搭載しています。車両には、超電導磁石が直線に並べられています。
一般の鉄道車両のレールにあたる「ガイドウェイ」には、推進コイルが並べられています。
こちらに電流を流すと電磁石になり、その極が車両側の磁石の極と反発して、車両が動く仕組みです。
また、「リニアモーターカー」は和製英語です。
英語では一般的に、「磁気浮遊」を意味するmagnetic elevationを略した、
Maglev(マグレブ)という単語で呼ばれています。
マグレブ方式では、車両を走らせるための推進コイルのほか、浮き上がらせるための浮上コイルも
ガイドウェイに備えています。
こちらの方が、我々がよく想像する「リニア」を的確に表していると言えるでしょう。
ここでは便宜上、このマグレブ車両をリニアと呼ぶことにしましょう。

・なぜそんなにスピードが出せるの?
鉄の車輪を持つ従来の鉄道車両では実用上、現行の時速300km~350kmくらいがスピードの限界とされてきましたが、
超伝導によるリニアは実用時速が500kmと、これまでの「速度の壁」を突破する切り札として期待されています。
これは、時速200kmを越えて浮上コイルの力が強まると、実際に車体が地上から浮き上がるためで、
そうすると地面やレールとの抵抗もなく、さらに磁力を上げることで無理なく車輪式車両の限界スピードを
超すことができるのです。
浮上コイルによって、リニア中央新幹線の車両は、10cmほど地面から浮いて走ります。
ただ、停車時から時速約200kmに到達するまでの間は、車輪を出して「地面を走る」ことになります。

・そんなに性能が良ければ、今後の主流になる?
当面のあいだ、日本において有償の鉄道路線として計画されているリニア路線は、
東京から大阪へ至るリニア中央新幹線のみです。
海外に目を向けると、日本政府はこの技術をアメリカ東海岸の新路線に売り込むことを検討中ですが、
こうしたごく一部の例以外は、従来の新幹線方式が今後も主流であり続けるでしょう。

もちろん、百年くらいのちに、鉄道の世界がどうなっているかは分かりません。
しかし、東京~大阪間だけでも30年以上の時間を建設に要しています。
山の多い日本で、安全なリニアの路線をつくるためにトンネルを掘る事業は、容易ではありません。
東京~大阪間の需要が非常に特殊であることを表しているといえるでしょう。

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コメント

  • koyasu.hidenori

    hazudenkinidekitaraayoi.mugendouriyokutsi.caisuiyomamizuni.purantode.nacakinto.afuricanitodokeyou.

  • 瓜生博文

    リニアモーターカーは、下の線路のような所に、電流をながしうえの、電車にも、電流を流して✙、―の、反発力で、動く電車です  動力を考えればあとは、反発力により動く乗り物です止まる時は電流をきり反発力を、なくし✙、―を、利用してくつつくようにすれば確実に、とまれる乗り物です

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