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「リニアモーターカー」といえば多くの人がイメージするのが、流線型を極めたかのようなフォルムを身にまとい、
トンネル内を疾走するリニア中央新幹線の開通後の姿ではないでしょうか。
しかし、なにもこれだけがリニアではありません。
前述の通り、車輪のあるリニアも存在するし、とっくに開通しているマグレブ路線もあります。
ここでは、すでにあるリニアを見てみましょう。
・リニアモーターを採用する地下鉄車両。
「リニアモーターカーに乗ったんだ!」と張り切って報告しても、
中央新幹線の実験線の試乗会に行ったと勘違いされるでしょうが、ウソにはなりません。
都営地下鉄大江戸線・横浜市営地下鉄グリーンライン、神戸市営地下鉄海岸線などで採用されています。
車輪があるので見かけ上一般の電車と変わりません。
しかし搭載するリニアモーターは、回転型モーターに比べて薄いので車両を全体的に小さくでき、建設費を抑えられます。
さて、いよいよマグレブです。
試験的にわずかな期間だけ運転された路線もありますが、代表的な2路線を挙げてみます。
・「リニモ(Linimo)」
愛知県名古屋市にある藤が丘駅を起点として、愛知県豊田市の八草駅までを結んでいます。
愛知高速交通が運行し、最高時速は100kmです。
浮く高さはわずか1cmですが、実際に乗った感触は非常にスムーズでした。
何も知らずに乗った場合は普通の電車と大きな違いは感じられないかもしれませんが、
確かに揺れない!という感覚は分かってもらえるでしょう。
・「上海トランスラピッド」
バスで上海(浦東)国際空港から市内へ向かう高速道路を走っていると突然、
何かに矢のような勢いで追い抜かれて、何事かと思います。
それが、この上海(浦東)国際空港アクセス鉄道です。
ドイツが開発した車両で、最高時速はなんと430km!
2002年に開通した路線で、空港と上海市郊外にある竜陽路駅までの約30kmを、わずか7分台で結びます。
日本からも比較的気軽に乗りに行ける、現状では唯一の本格マグレブです。