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失業給付の申請に必要な離職票ですが、それがいくら待っても会社から届かない場合があるかもしれません。
良心的な会社であればいつ頃送付するという旨は前もって説明があるかもしれません。
しかし、なかなか届かなかったら困りますね。
かと言って辞めた会社に連絡するというのも難しいかもしれません。
このような場合はどうしたらよいのでしょうか。
1.会社には離職票を交付する義務がある
会社には離職票を交付する義務があります。もし、気まずい辞め方をしてしまったとしてもそれは変わりません。
また働いた期間が数カ月でもあなたが雇用保険の加入手続きをされていて
会社から給与を受けているのなら離職票は交付されるべきです。
退職してから2週間ほど経っても離職票が届いていないようであれば会社へ堂々と連絡してみましょう。
2.給与の締日が関係している
離職票は支払った給与が書かれているものです。
退職日を過ぎても給与の締め支払いの関係ですべての記入ができないのかもしれません。
例えばあなたの会社の給与が月末締めの翌月15日払いだとします。
あなたの退職日が月末だったとします。
まだ、最後の月の給与計算の確定額が出ていなくて作成ができないのかもしれません。
しかし、あなたが給与の締日以外で辞めた場合は、最後の月の給与の該当日数が少ない場合は
最後の月は未計算でも作成、受理がされる場合があります。
3.そもそも雇用保険への加入手続きがされていなかったら
そもそもあなたは雇用保険に加入していたのでしょうか。
今までの給与明細を確認してみましょう。
雇用保険料が引かれてなければ、あなたが雇用保険への加入手続きそのものがされていない場合もあります。
もし手続きがされていなくて、最大2年間遡って加入手続きをすることができます。
加入手続きがされていれば離職票も発行することができます。
そもそも、雇用保険の加入要件とは
①31日以上引き続き雇用されることが見込まれるものであること
②1週間の所定労働時間が20時間以上であること
この要件を満たしていれば、あなたが雇用保険に加入する義務が当然あることになります。
加入手続きがされていない場合には最寄のハローワークに相談に行ってみましょう。
どのようにしたらよいかアドバイスをくれるでしょう。
また、ハローワークの担当者によっては会社に連絡してくれるかもしれません。