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リウマチは関節、骨、筋肉の痛みやこわばりを呈す200種類以上の病気の総称で、
特定の一つの病気の名前ではありません。
リウマチは大きく分けて4つに分けられます。
1) 代謝異常:痛風、甲状腺疾患、副甲状腺疾患など
2) 細菌、ウィルスの感染:リウマチ熱など
3) 骨や軟骨の変形:変形性関節症など
4) 免疫異常:関節リウマチ、SLE(全身性エリトマドーデス)など
このうち、一般的にイメージされているリウマチはこの4)に含まれる
関節リウマチではないでしょうか。
関節リウマチはリウマチの代表的な病気で関節の滑膜が炎症をおこす病気です。
原因は私たちの体の免疫反応が正しく働かなくなり、自分自身を攻撃してしまう、いわゆる自己免疫性疾患です。
そのため、患者さんの約90%が血液検査により自己抗体であるリウマチ因子(RF)が陽性となります。
男女比は1:3~4と女性に多い病気です。
関節リウマチの初期症状は、朝起きた時に体がこわばり、指がうまく動かない等、いわゆる“朝のこわばり”から始まります。
他の病気でも朝、体が動きづらい事があるのですが、こわばっている時間が1時間以上続く場合は、
関節リウマチの可能性が高いので専門病院での診断をお勧めします。
症状が進行すると、関節の変形や滑膜の細胞が増殖したり、軟骨の破壊が始まったり、骨のびらんが始まります。
最終的には関節が破壊されてしまって、本来は関節というクッションでさえぎられていた骨同士が直接接した硬直という状態になります。
この状態になると、関節は動かなくなってしまいます。