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2014年4月に8%に上がった消費税
その1年6ヶ月後の2015年10月には10%に
IMFからは15%までの引き上げを求められている?!
日本で消費税が導入されたのは1989年4月で、税率は3%でした。それから8年後の
1997年4月に消費税は5%になりました。
そして、2014年4月に8%、2015年10月には10%へと、
ここにきて急激な消費税増税の流れが日本に起こっています。
■実に17年ぶりの消費税増税
1997年4月の消費税5%への増税後、ずっと5%の消費税を維持してきた日本。
その間、何度も消費税増税について議題に上るものの、実施までには至りませんでしたが、
2013年10月に第二次安部内閣が消費税率を8%にすると閣議決定。
実に17年ぶりに、消費税が値上げされました。
■消費税が8%に上がったと思ったら、すぐに10%へ
消費税が8%に増税されてから6ヶ月ほど経過した2014年9月の時点で、消費の冷え込みが見られています。
しかし、今のところ消費税を10%に増税することを先送りするといったニュースが聞こえてこないところを見ると、
予定通り2015年10月には日本の消費税は10%に引き上げられるでしょう。
これほどまでに短期間で消費税を5%から倍の10%にしてしまい、
ただでさえ停滞している日本経済は耐えられるのでしょうか。
■国の借金を返すためには、最低でも15%の消費税が必要
度々ニュースにもなっているように、日本の財政は、歳出が歳入を上回る状態が続いています。
これが財政赤字です。
IMF(国際通貨基金)は、2014年5月30日に日本の経済政策についての声明を発表し、
「日本の財政再建のためには、消費税率を最低でも15%まで引き上げる必要がある」と述べているように、
消費税を10%にしても、まだまだ日本の財政赤字は改善されないのです。
外国の消費税率を見てみると、福祉国家と言われるスウェーデンやデンマークでは25%(ただし、食品などは12%)、
イタリアは20%(食品などは10%)と、日本の10%はまだまだ低い数字です。
政府が、諸外国の消費税率の高さを口実に、さらなる消費税率の引き上げを求めてこないとは言えません。
果たして日本の消費税率は、どこまで高くなるのでしょうか。