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「ネット選挙運動の解禁についてあなたの意見を述べよ」というテーマで250字程度の小論文を作っ
ていきましょう。「起承結」がどこから始まっているのかを表示し、文章をつなぐためによく使われる言
葉には『 』をつけているので、文章の構成や書き方に困ったら参考にしてみてください。
(起)ネット選挙運動の解禁によって政治に関心をもつ人間が増加すると言われているが、本当にそうであろうか。
(承)『たしかに』、メールやソーシャルネットワークサービスを介して選挙活動ができるようになれば、有権者も政治を身近に感じるようになるだろう。
『しかし』、候補者と有権者の距離が近くなればなるほど、候補者が有権者の意見により左右されるようになり、どの候補者も有権者に迎合した、ありふれた政策しか打ち出さなくなる恐れがある。
(結)『そのため』、私はネット選挙運動の解禁によって有権者の政治への関心はより低くなると考える。
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いかがでしたでしょうか?次に上記の文章にでてくる小論文の書き方について説明していきましょう。
小論文の書き出しを終えた後は、「たしかに」という言葉で世間で広まっている通説への分析を始めます。
次に「しかし」という接続しを切り口に、その通説への反対意見・批判材料を提示していきます。
最後に「そのため/それ故に」という言葉であなたの結論を導いていきます。
シンプルながら、「論文」と言われる文章のほとんどが同じ構成を採っています。小論文の書き方に悩んでいる方は、「たしかに」「しかし」「それゆえ」を使った文章の作成に慣れていきましょう。