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仕事が立て込んでくると「この仕事とあの仕事を同時にできたらなあ」と思うこともありませんか?
ある作業を集中して実施していると仕事依頼のメールが来てそれで頭がいっぱいになってしまい、
今ある作業は終わらないまま放置されている、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
昨今ではマルチタスク否定論が優勢のようですが、「効率的」とうたう人も少なくありません。
ではそれぞれの立場から論点のポイントを見てみましょう。
■マルチタスク否定派の論点
・注意が散漫する
上記にあげたようにひとつの作業に没頭している最中に次々と作業が割りこみ、どのタスクにも目が移り、結局ひとつも仕事をなしとげられない事態に陥ります。つまり、仕事の質と効率を上げるには注意を散漫させないことがポイントだという見方です。
・情報に振り回される
例えばひとつの作業に集中している時に別の作業をやると、作業のクオリティが下がるという研究もあります。情報をたやすく手に入れることが可能な昨今だからこそ、情報に気を取られて他の作業が疎かになることが近年の特徴でしょう。情報はある程度遮断して、必要な情報だけで仕事に取り組むことが最良の成果を生みだすという論点です。
■マルチタスク賛成派の論点
・モチベーションを保つ
ひとつの仕事を続けていると集中力が高まることもあれば、続けるのがいやになることもあるものです。そんな時に違う仕事があればその仕事に切り替えることで気分転換になり、元の仕事に戻って集中力を更に高めることも期待できます。
・タスクに即時性を持たせることができる
例えばひとつの作業に没頭していたとしても別のすぐ出来る仕事をこなすことができれば、達成感を増すことができます。厳密な意味で言えばマルチタスクと言えることではありませんが、大きな仕事に細切れの仕事を紛れ込ますことによって、あたかもマルチタスクであるように複数の仕事を同時に成し遂げることが可能になります。
人間の脳はマルチタスクの能力はないという研究もありますが、まったく違うタスクではなく、同じようなタスクを並行して行うと相乗効果がみられるという見解もあります。上記の論点を踏まえながらタスク管理の手助けとしてみてはいかがでしょうか。