館山市で美味しいものといえば、まず筆頭に挙がるのが海の幸。

市内には10もの漁港があり、そこでは毎日新鮮な魚介類が揚がっています。

これらの魚介類は首都圏に運ばれるほか、近郊の宿泊施設や飲食店へもたくさん卸されています。

この魚介類目当てに館山を訪れる観光客は本当にたくさん居ます。

こうした漁港の役割は何と江戸時代から。
鮨の食文化が盛んになった江戸の町では魚介類の確保が重要となりました。
そこで館山に揚がった魚介類を江戸へ運ぶ高速船「押送船」が誕生、館山は供給地としてとても栄えます。
今の館山にお寿司屋さんがとても多いのも、この影響だと考えられています。
そして館山の鮨の特徴は「房州鮨」という、ネタもシャリも大ぶりなこと。
これは江戸時代の鮨の姿が残っているのです。おにぎりにネタを乗せる、
という感覚でしょうか？まあ現代のものはそこまで大きくありませんが、
ネタが大きいというのは何とも嬉しい事です。

こうした背景から、地元でも「鮨の町」という面を押し出しています。
市内のお寿司屋さんマップ「鮨ぐるめマップ」を作成、
何と持参すると一品サービスなどの嬉しい特典が！！これは利用しない手はありませんね。

有名なお店といえば富鮨ですが、他にも大徳屋、里美寿し、一五鮨、波奈総本店などなど、
美味しいお店がたくさんあります。
市内に素泊まりして、夕食はお寿司屋のハシゴ…というのもオツですね。
車を運転しなければ、一杯楽しみながら食べる事も。お店では鮨の他にも、
魚介を使った一品料理を出してくれます。私のおすすめはなめろうです。

美味しいもの繋がりで、海の幸からちょっと外れますが、館山の名産といえばビワがあります。
ビワといえば長崎が有名ですが、館山も一大産地。
このビワをデザートとして出してくれるお寿司屋も結構あるのです。
もしメニューにあったら、とっても瑞々しいビワも是非味わってくださいね。