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興趣満載につき、もれなく「一度観ればハマります!三度観れば、完全にハマります!!」

入場料が安いのもあり、初観劇ではさほど期待をしていない中、まずプロ意識が高いことに驚きます。
本格的な人情芝居で抑揚のきいたセリフ回しに圧倒され、とにかく迫力がある。


それでいて芸は緻密で、適度な笑いも織り交ぜている。
舞台は小さいながらも華やかで、どことなく幻想的な生の魅力をじわーっと感じるのです。

オッサンから女になり、その大化けぶり(もはや原形なし?)に興奮したあと、衣装替えした粋な立ち役では、
「キャー素敵」となる(か、どうかは人によるけど)。

役者の芸に対する一生懸命な姿勢が直に伝わり、いつ見ても感動を誘います。
そして最後のダメだし(?)は、送り出しで役者さんに「また来てください。」と言われる。
ほとんどの人が「またみたい!」と思うのは、自然の成り行き?天の導き?といったところでしょうか(笑)。

好きな劇団が地元の劇場で公演があるのは、年に一度あるかないか。(全国の劇場の三分の一を占める関西地区を除く。)
よって、地元で公演があるときには、1ヶ月間通いつめることになります。そのため定期券を買う人もいます。(ええっー!!)

遠くに行ってしまって淋しくなると、気づけば遠征するようになります。
最初は誰もが、「そんなところまでわざわざ?」と思うのです。
でも、1年はおろか、半年も我慢できなくなり、どんどん遠くに足をのばすようになります。

一人の役者を全国に追っかける人がいる一方で、まだ見たことのない劇団を地元の劇場で、できるだけたくさん見たいという人もいます。

大衆演劇界は、知る人ぞ知るスターの宝庫。
メディアにはあまり登場せず、距離の近い「私だけの役者」のような感覚にすっかりハマってしまうわけなのです。

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