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天才と呼ばれる人たちの中には抑うつの症状だとか、ADHD、発達障害、アスペルガー症候群、高機能自閉症など
精神的な疾患や、周囲とうまくコミュニケーションがとれない発達障害が結構報告されています。
天才が周囲から浮いた感じに見えるのは、こういった症状があるからなのかもしれません。
天才=発達障害や精神疾患とは思えませんが、多くの天才たちがこれらの症状に苦しんでいた節があります。
■ADHDの天才たち
注意欠陥・多動性障害とよばれているもので、注意力が散漫だったり、
じっとしていれなくてそわそわしてしまったりする症状のことです。
単純に落ち着きの無い子と見られてしまいがちな症状ですが、
このADHDであったと言われている天才たちはたくさんいます。
例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチ、坂本龍馬、エジソンなどです。
落ち着きがないのに天才的な功績を残すというのは不思議な感じもしますが、
ひとつの物事に集中出来る驚異的な能力があったのでしょうね。
■アスペルガー症候群の天才たち
知的障害がない自閉症といわれています。
周囲とのコミュニケーションをうまくとれなかったり、興味の無いことが全く出来なかったりします。
ただし限定された興味のある分野にはとんでもない能力を発揮したりします。
ビルゲイツやモーツァルト、ゴッホやカントといった天才たちもアスペルガーの疑いをかけられています。
確かに多くの天才たちはこの資質を持っている気がしますね。
特にコミュニケーションをうまくとれないというのは、生活する上ではなかなか大変だと思います。
偉大な天才数学者のゲーデルはアメリカ国籍を取得する際に、面接官の前でアメリカ憲法では
独裁者が出現する可能性を防げないということを証明しようとして、アインシュタインがなだめたそうです。
やっぱり天才って大変そう。
■統合失調症の天才たち
幻覚や幻聴がある精神疾患です。
この統合失調症で有名な天才は、10年ほど前に映画「ビューティフル・マインド」の題材になった
ゲーム理論に功績を残したジョン・ナッシュでしょう。
また、天才の家系には統合失調症が多いという話もあります。
アインシュタイン、ヴィトゲンシュタイン、ベートーヴェンなど発症率が他と比べて多いらしいです。
全ての天才がなんらかの精神疾患を持っていたとは思えませんが、
一般の人よりは発症率は多いのかもしれません。
こういった通常とは違った観点を持っていたからこそ、
誰も成し遂げることができなかったことを成し遂げたのでしょうね。