ライトアップされた東京タワーの姿は夜の東京を代表する有名な景色のひとつですが、

「夜の間中は光っているもの」と考える人も多いのではないでしょうか。

でも、実はライトアップの点灯や消灯にはちゃんと決まりがあるんです。

ライトアップの時間や特別なスケジュールを抑えておけば、夜の東京タワーをより楽しむことができます。

■ライトアップは何時から始まる？

ライトアップは原則的に、その日の日没から開始ということになっています。
そのため、夏季よりは冬季の方がライトアップの時間が長くなります。
ただし天候等の理由により、日没の30分程度前から点灯することもあるようです。
東京の日没時間は国立天文台天文情報センターのサイト等で確認できるので、ライトアップ開始時刻の参考にしておくと良いでしょう。

■ライトアップが消えるのは何時？

東京タワーのライトアップは24時の消灯です。
一時は設備の点検等のため24時を過ぎても点灯していることがあったのですが、現在は必ず24時に消灯するようになっています。

実はこれには「東京タワーの都市伝説」が関係しているんです。
東京タワー伝説とは、東京タワーのライトが消える一瞬を見たカップルは、その後ずっと結ばれるというもの。
この話が流行したために24時の消灯を待つカップルが激増し、24時を過ぎても電気が消えない場合にはクレームが入ってしまったのだそうです。
そのため現在は24時に一旦消灯され、工事等の場合には30分以上の時間を置いてから再度点灯するようになっています。

■特別ライトアップとは？

年末年始やゴールデンウィーク、クリスマス等のイベント期間には、そのイベントに則したカラーの「特別ライトアップ」が行われます。
この他、受験生応援、オリンピック記念、子宮頸がん予防のプロジェクト等「1日限りの限定ライトアップ」が行われることもあります。
ライトアップのスケジュールは東京タワー公式サイトのカレンダーで確認できますから、特別な東京タワーを楽しみたい人はチェックしておきましょう。