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さつまいも・・・素朴だけれどお助け食品なのです。
ストレスなしのさつまいもダイエット、始めてみませんか?
さつまいもで上手に間食しましょう!!
友達に誘われて訪れた五島。
その美しい景色と人の温かさに魅了され、以来数え切れないほど足を運んでいます。
この地には本土では見られない独特の料理があります。
そこにはまさに生きるために食べるというおばあちゃんの知恵がたくさん込められているように思います。
「芋はごはんにも、おかずにも、おやつにもなりますよ。」と言うおばあちゃんに、
「でも、戦時中はさつまいもとかぼちゃばかりだったから、
もう食べたくないという人が多いでしょ?そうは思われないんですか?」と尋ねたら、
「いえいえ、お芋様ですよ。芋に命をいただいたんですからね。」と笑っていました。
彼女はその地域では有名なかんころ餅つくりの名人なのでした。
さつまいもを育て、かんころ餅の原料となるかんころ(干しいも)を作り、自宅で餅をつくのです。
さつまいもはふかしただけ、焼いただけ、揚げただけというシンプルさなのに、
その自然な甘みを存分に楽しむことができる、とても魅力的な素材です。
江戸時代に普及し、その頃からたびたび飢饉(ききん)から人々を救ったため、
「お助け芋」との別名があるようです。
当時、人々のおなかを満たしてくれた「お助け芋」は、
現代ではダイエットに悩む人々の「お助け芋」となっています。
さつまいもは、でんぷんが多いため、太ると思い込んでいる方が意外に多いように思います。
ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含むため、新陳代謝を促進します。
この多く含まれる食物繊維が便秘を予防するだけでなく、コレステロールや脂肪を減少させます。
つまり、適量を食べれば、太るより、むしろ健康になれるのです。
さらに干しいもはこれに加え、ビタミンB1や鉄分、カリウムなどが豊富なため、
疲労回復や貧血の改善、むくみの解消など女性の悩みを解決し、ダイエットや美肌効果も期待できそうです。
最近は固いものを食べることが少ないため、顎が未発達で
歯並びや便秘など深刻な問題を抱える方も増えてきています。
まずは、干しいもで上手に間食して、健康になってみませんか?
【干しいもの作り方】
1.さつまいもを洗って蒸し器で蒸します。
2.皮をむきます。丁寧に皮が残らないようにすると、かびがつきにくく、出来上がりもきれいです。
熱いときはビニールの手袋をはめると少し楽かもしれません。
3.厚さを1cmにそろえて輪切りにします。
4.網に並べて干します。雨に当てると黒くなったり、かびがついたりしますので気をつけましょう。
雨の時は冷蔵庫に入れるといいですよ。
5.時々返して、10日前後で食べ頃となります。
柔らかいのがお好みの方は、干す日数を少なくするなど調整してください。
6.保存袋などビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
7.そのままでもおいしいのですが、トースターで軽く焼くと香ばしくてさらにおいしくいただけます。
*さつまいもは、安納芋や紅はるかを使用すると、甘くてねっとりしたあめのような干しいもができます。