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南の富士山を始め、自然豊かな山々にぐるりと囲まれた山梨には、
かの武田信玄が「隠し湯」として重宝した温泉がいくつか存在します。
春は桜、秋は紅葉に染まる山々を眺めながら浸かる温泉は格別です。
【山梨の中心部、甲府でのんびり】
「隠し湯」の一つ、「湯村温泉郷」は甲府駅からバスで15分ほどの距離にあります。
歴史ある温泉で、9世紀初頭に、弘法大師が発見したのが起源という一説があるそうです。
武田信玄が「上田原の戦い」のあとに約一ヶ月ほど湯治したという記録も残っています。
明治以降には、文豪・太宰治、井伏鱒二、俳人・田山花袋などに親しまれていました。
また、同じく甲府駅にほど近い「積翆寺温泉」も有名です。
こちらも「隠し湯」の一つで、信玄が居住していた躑躅ヶ崎館の北に位置しています。
盆地の高台にあるため、甲府の市街地を見渡しながら入浴できるのが魅力です。
【富士山の西側、信玄も傷を癒した湯】
富士川の支流、下部川沿いに位置する「下部温泉郷」も、温泉を愛する信玄の「隠し湯」。
川中島の合戦で負った傷をここで癒したという記録もあります。
江戸時代には身延山久遠寺に訪れた参拝客などがここへ逗留し、温泉街として栄えたそうです。
富士山の北西部、南アルプスにも温泉郷があります。
「西山温泉」は信玄のみならず、徳川家康も愛した名湯です。
明治以降は白峰三山、赤石山系の登山客がよく訪れ、その疲れを癒したのだとか。
西山温泉のさらに奥へと行くと、秘湯「奈良田温泉」があります。
身延駅からバスで100分、周囲を南アルプスの大自然に囲まれ温泉郷は、
8世紀に孝謙天皇が八年間ここで湯治をしたという言い伝えも相まって、まさに秘湯の趣きです。