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目の前は相模湾の大海原。後ろを振り返ると、小高い丘。
日本を見事に縮小したようなその地形で、おいしいものは海のものも山のものもあります。
また、最近ではご当地B級グルメも盛り上がっており、行ったら必ず食べておきたいグルメ情報をお届けします。
1度の旅行では食べきれないかもしれませんが、何度か通って是非お試しください。
・湯河原みかん
湯河原で採れる小みかんです。新幹線の線路の奥にある山のなかでとれるみかん。
小ぶりながら、そのおいしさはお墨付き。
海沿いの斜面で、太陽をいっぱいに浴びた湯河原みかんは、甘くジューシー。
温暖な気候の恵みを十分に受け、たくさんのみかんが売店でも販売されています。
10月から12月に観光すれば、みかん狩り体験もできます。
美味しい湯河原みかんをお土産に持って帰り、旅の思い出に花咲かせながら、
こたつで2個、3個と手が進んでしまうことでしょう。
お店で購入するなら、
「石澤商店みかん問屋」。一年中、いつでも湯河原さんのおススメみかんが取りそろえてあります。
同じみかんでも、並んでいるカゴの色とりどりの色彩。
黄色、オレンジ、グリーン、赤に近いものまで、品種もいろいろです。
例えば、冬なら、湯河原大津みかん、春なら、ニューサマーオレンジとその時々に
その土地で採れるみかんを購入することができます。
発送も可能ですので、帰りも楽々。
試食もできるので、おいしさを実感した後で購入できます。
・干物。
続いて海の恵み、干物。
アジや、サンマ、金目鯛、カマス、エボ鯛…。肉厚で脂ののった干物たちを、持って帰って焼けば、
近所のスーパーで味わえないようなおいしさ。塩気も強すぎず程よい感じです。
こちらもお土産に好評。
また、それだけじゃなく、いかの塩辛などの海産物の加工品も。
あおさのりや貝類もお味噌汁にいいですよね。
お酒を飲む方へのおつまみ土産は、こういった海産物がオススメです。
お店で購入するなら、「ひもの専門店 魚判」。
金目鯛とアジなどのセットがあるので、お得に購入できます。
それから店オリジナルの塩辛。手作りです。
スーパーなどに売っているピンク色ではなく、ベージュ色。
手作りはやっぱり、いいものです。
いかの墨で作った塩辛、墨作りなどもあるときがあるかもしれません。
もし、事前に購入するつもりで行くなら、保冷バッグ、保冷剤は必須。
販売もしていますが、持参した方がオトクです。
・坦々やきそば
B級グルメです。湯河原は狸が見つけた温泉という言われがあります。
人間の狩りに襲われた1匹のオス狸が、河原に湧き出る温泉を見つけ、
傷をいやしていると、同じようにけがをしたメス狸が温泉に浸かりに来て、
二匹はいつしか恋仲になり、湯河原の温泉の素晴らしさを伝え、今でもお湯を守り続けている
という伝説。
その狸をモチーフに「たんたんたぬきの…」というフレーズから、
「坦々やきそば」が誕生し、広まったのだとか。
この坦々焼きそばは、練りごまや豆板醤などでピリ辛の味付けがありますが、
その盛り付けが2種類あります。
1つは、湯河原柑橘系と言われるもの。かんきつ類が添えてあったり、隠し味として果汁が使われています。
2つめは、温泉卵系。湯河原の温泉地をイメージした温泉卵がのっています。アレンジで、お店によっては
ゆで卵だったり、目玉焼きだったりが乗っています。
ピリ辛が苦手という方は、事前にお店の方に言うと調整してもらえることもあるとか。
是非、チャレンジを。
・かるかん饅頭ときび餅。
温泉どころでは温泉まんじゅうが定番ですが、おススメは「かるかん饅頭」と「きび餅」です。
湯河原駅から徒歩2分の立地。交差点に見えてきます。
口コミで広がったという「かるかん饅頭」は、
しっとりした口当たり。なんと山芋を使ってフワフワに仕上げているというその味は
試してみる価値ありです。
リピーターも多く、またお土産としても軽いものなので、大人気。
またこのお店は喫茶コーナーもあるので、抹茶と季節の上生菓子でお上品に
和のスイーツタイムを過ごしても乙なもの。
・旅館の懐石
さらに旅館では各々の板長が腕を振るう、懐石が。
どこでも海の幸と山の幸の両方を味わうことができるでしょう。
お刺身、瓦焼き、蒸し物に始まり、てんぷら、焼き魚と華やかなご膳が皆様を待ち受けています。
最近では、お部屋食が選べるところもありますし、
趣向を凝らしたらお食事処でいただくのもいいですね。
昔懐かしい、宴会場でのお食事も結構じゃありませんか。
翌朝は、干物やだし巻き卵、お出汁のきいたお味噌汁。
湯気が立ち上る朝食も、旅の醍醐味。
朝から、おかわりをしてしまっても、チェックアウトまでお部屋で休めるところが
旅館の宿泊の楽しさであったりもします。
1度で回り切れないかもしれません。
是非、二度三度と湯河原の魅力を味わってください。