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四文字熟語とは、その名の通り、四つの漢字でつくられた言葉のことです。
「四字熟語」と四文字で言ったほうが、その名前をぴったり表しているかもしれません。
もともとは、中国の故事成語といわれる、昔から伝わっている言葉から始まりました。
漢字が日本に入ってきて、日本語の言い回しに使われるようになり、さらに新しい四字熟語が増えていきました。
たくさんの四字熟語が存在しますが、まずはこれだけは覚えておきたいという、
よく使うものを、ピックアップしてみましょう。
■四文字熟語 あ行
・暗中模索(あんちゅうもさく):見通しの立たない中、いろいろ試してみること
・意気投合(いきとうごう):考えや思いが、ぴったりと合うこと
・異口同音(いくどうおん):たくさんの人が同じことを言うこと
・以心伝心(いしんでんしん):口に出さなくても気持ちが相手に通じること
・一意専心(いちいせんしん):ひたすら一点に集中すること
・一期一会(いちごいちえ):一生に一度しかない大切な出会いのこと
・一日千秋(いちじつせんしゅう):とても待ち遠しいこと
・一網打尽(いちもうだじん):一度に全部捕まえること
・一喜一憂(いっきいちゆう):すぐに喜んだり悲しんだりすること
・一挙両得(いっきょりょうとく):一つのことで、二つの利益を得ること
・一触即発(いっしょくそくはつ):ちょっとのことで爆発しそうな、危険な状態
・一進一退(いっしんいったい):状態がよくなったり、悪くなったりすること
・一心不乱(いっしんふらん):集中すること
・一石二鳥(いっせきにちょう):一つのことで、二つの利益を得ること
・一朝一夕(いっちょういっせき):ほんの短い時間のこと
・一長一短(いっちょういったん):長所と短所が両方あること
・一刀両断(いっとうりょうだん):ばっさりと処理すること
・意味深長(いみしんちょう):言葉の裏に別の意味があること、深い意味があること
・岡目八目(おかめはちもく):自分よりも、そばで見ている人の方が、よく理解していること
・温故知新(おんこちしん):昔のことを研究して、新しい考え方などを学ぶこと
■四文字熟語 か行
・花鳥風月(かちょうふうげつ):美しい景色のこと
・我田引水(がでんいんすい):自分の都合のいいように行動すること
・画竜点睛(がりょうてんせい):立派に完成させるための最後の仕上げ、大切な部分
・完全無欠(かんぜんむけつ):完璧なこと
・危機一髪(ききいっぱつ):ひどく危険な状態
・疑心暗鬼(ぎしんあんき):なにもかも疑って信じられないこと
・奇想天外(きそうてんがい):変わっている考え方
・牛飲馬食(ぎゅういんばしょく):たくさん飲んだり、食べたりすること
・急転直下(きゅうてんちょっか):急に解決や結末に向かうこと
・玉石混交(ぎょくせきこんこう):いいものと悪いものが入り混じっていること
・空前絶後(くうぜんぜつご):大変めずらしいこと
・公明正大(こうめいせいだい):不正がないこと
・呉越同舟(ごえつどうしゅう):敵味方が同じ場所に居合わせながら、助け合うこと
・五里霧中(ごりむちゅう):見込みが全くたたないこと
・言語道断(ごんごどうだん):あまりにひどいこと、もってのほか
以上はほんの一部です。
四文字熟語 一覧(2)へ続きます。
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凛