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インフレ期には物価が上昇し、金利や土地の価格が大きく上がります。
そうなった時、私たちが社会生活を送る中で有益な事はなんでしょうか?
実際に経済がインフレに進んだ場合、輸入や輸出、投資や預貯金など変化すると予想される物から
しておきたい事を提案します。
【インフレ時に起こる事】
インフレは先ほども述べた様に、自国通貨の価値が下がり、物価が上昇していく現象でありますが、
この場合にどのような社会の変化が起こるでしょうか?
まず、一番大きく変化するのは賃金でしょう。物価に見合った賃金になる訳ですから、当然賃金は上昇します。
また、土地の価格も大きく上昇し、所有不動産があれば価格が購入時より高くなるかもしれません。
また、預金やローンの金利は上昇しますし、為替相場が円安へと誘導されるので、輸出への大きな影響が出てきます。
【インフレ時にしておきたい事】
このように、インフレ時期には色々な変化があります。まず、インフレ時にしておきたい事はずばり貯蓄です。
バブル経済のように、物価は青天井ではありません。必ず不景気が発生し、物価は下落し、デフレになります。
その時にインフレ時の貯蓄があれば、保有通貨自体は同じ物ですので、たとえばインフレ時に貯めた100万円は、
物価が半分に下落したとしたら200万円の価値があることになります。
また、インフレ時には金利が上昇する傾向がありますから、投資や定期預金などの貯蓄、資産運用は
大きな利益を見込めることになります。
ただし、バブル経済の時の様に、あるときいきなりデフレになってしまう特徴もあるため、
過度に投資、不動産購入などに手を出しすぎてしまうと、破綻してしまう危機もあります。
このようにインフレ時には物価や金利を利用したさまざまな事ができます。