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浅草寺詣でといえば仲見世散策は外せません。
250mほどの参道を挟んで、伝統ある老舗から海外のお客様向けの派手なお土産店まで、
多種多様なお店がひしめき合い、いつも賑わいを見せています。
江戸時代に、幕府から浅草寺境内の掃除を命じられた近隣住民に
見返りとして与えられた参道上での出店許可が、仲見世商店街の長い歴史の始まりでした。
出店は多くの茶屋や土産物屋の集合体に発展して栄え、
明治政府による権利取り上げや戦災という苦難を乗り越え、今では再び昔の繁栄を取り戻しています。
是非立ち寄ってほしい名物店をいくつかご紹介したいと思います。
まず、雷門を抜けてすぐ右手にある菓子屋「評判堂」。
当のお店自身も創業年が解らないそうですが、明治18年には売上一番の店だったという記録が残っている老舗です。
あられやおせんべいなどがありますが、季節に合わせたギフトボックスが大変お洒落です。
しばらく進んで右手にある「西島商店」は、大正時代から続く和傘専門店です。
和傘は実用向きではないかもしれませんが、インテリアにできそうな素敵な商品が見つかりますよ。
少し進んで左側にある「瓢たん屋」は、4代続く三味線付属品と象牙細工店です。
象牙はバチうあ琴爪の他に、靴べらや耳かきまであります。
象牙に抵抗がある方も、和風小物入れやアクセサリーも販売していますので楽しめます。
また少し進み、横道を1本越えた左側に江戸木橋専門店「浅草 たけや」があります。
お店は手作りのお箸がずらり。中には数万円する黒檀製の高級品まで。
お気に入りの一膳を探して見て下さい。
宝蔵門近くの右側には、絶対に忘れず覗いておきたい一軒「江戸趣味小玩具仲見世 助六」があります。
店内には繊細な細工ものから可愛らしい置物まで3000種を越える豆江戸玩具が並びます。
8代将軍宗吉の贅沢禁止令で豪華な玩具が禁止されたところから、
小さな豆玩具に技術や洒落心を詰め込む伝統玩具が生まれたそうです。
洒落心を代表する一つが“笊かぶり犬”。かごを頭に被った、ただの張子の犬に見えますが、
竹かんむりに犬で「笑」、更に傘を重ねてWで「笑」というお目出度い駄洒落がはいっているのです
仲見世は閉店後も楽しめることをご存知でしょうか。
実は店を閉めるシャッターに、浅草寺や浅草にまつわる素敵な壁画が描かれているのです。
元々は東京芸大の研究グループの制作によるもので、
隅田川の花火や三社祭にほおずき市などの季節行事をはじめとした「浅草絵巻」です。