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最近の子どもは、テレビやゲームなどの媒体を用い、目から情報を得ることが多いのではないでしょうか。
そのような場合、自分の頭では何も考えなくても、勝手に目から情報が入ってくるので、そこから何かを想像することが難しくなります。
が、文章を読んだり、誰かに読み聞かせてもらったりした場合、頭の中でその情景や登場人物、植物や動物の姿を思い描いたり、自分で物語の先を想像したりします。
■「想像力」から「創造力」へ
自分が子どもの頃のことを思い出してみてください。
寝かしつけの際に読んでもらう物語。
読み聞かせをしてくれている人の声を聴きながら、物語に出てくる情景を思い描いているうちに夢の中・・・
次の日に続きを読んで!とせがんだ経験はないでしょうか?
そのようにして、子どもは読み聞かせによって、目に見えない聞いただけの情景をイメージし、想像力を高めていきます。
想像力が豊かになると、次はその想像したものをもとにして絵を描いたり、自分で創り出していく力が自然と身についていきます。
それが創造力です。
ですので、童話の読み聞かせによって、想像力と創造力の両方を養うことができるといえるでしょう。
■創造力を育てる効果的な読み聞かせの方法ってあるの?
読み聞かせのポイントは「速さ」と「間(ま)」です。
大切なのは子どもに頭でイメージ、想像させることなので、あまり読むスピードが速いと子どもの頭ではついていけません。
「間」というのもとても大事で、文と文の合間やページをめくる間を少し空けて読むようにすると、その間により大きく想像を膨らませることができるでしょう。
読む方もただ読むことに専念しているとスピードが速くなりがちですが、子どもと同じように情景を想像しながら読むと、子どもも大人も童話を楽しむことができるのではないでしょうか。