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GDPの数値は一国の経済の規模を示します。
世界経済に大きな影響を及ぼすと予想されるアメリカや中国のGDPの数値は常に注目され、
その数値に大きな変動があったり、アナリスト予想と大きくかけ離れた時市場に大きな影響を及ぼします。


以下の通り2つに分けて簡単に説明します
1・GDPと日本経済
2・GDP成長率について

「1・GDPと日本経済」
円ベースで見た日本のGDP(名目)のトレンドをざっくりと俯瞰します。
1995年に500兆円を超えて以降多少の浮き沈みはありますが2008年迄500兆円前後で推移します。
それがリーマンショックの後471兆円に激減して2013年迄478兆円前後を推移します。
つまり1995年以降18年間はGDPは増加するどころか反対に縮小しているのです。
この間日本の経済はデフレスパイラルに陥り過去発生した債務の借り換え等と財政赤字で
国債の残高は雪だるま式に増加していきます。

「2・GDP成長率について」
GDPの成長率とはGDPがその年(もしくは4半期)にどれだけ経済規模を増やしたかを見る指標です。
2013年の4月~6月のGDPのが500兆円で同7月~9月のGDPが501兆円だとすると
前期比1兆円増加で約0.2%の増加、年率換算で約0.9%の増加となります。
最終的に年間にどれだけGDPが増加したのかは数カ月待って確報値がでます。
成長率はその国の経済の規模を示しますので大きく変動する時や大きなサプライズがあった時は、
国際価格や為替レートに大きな影響を及ぼす事があります。
よってアメリカのGDPの速報値等は常に市場の注目を集めます。

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