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配偶者控除という言葉を聞いたことがありますか?
聞き覚えはあるけれどもうまく説明できない……。
そんな人も多いのではないでしょうか。
言葉の意味からみてみましょう。配偶者とは、「夫婦の片割れ」を指します。夫からしたら妻、妻からしたら夫ですね。控除とは、「ある金額から一定の金額を引くこと」です。
なんとなく分かってきたでしょうか。詳しく説明していきます。
■配偶者控除ってどういう制度なの?
配偶者控除とは、収入の少ない配偶者がいる納税者に納税者の所得金額(収入)から住民税や所得税において一定の控除を行うものです。
たとえば会社員の夫と専業主婦の妻の家庭だとこれに当たります。妻が働いている家庭であったとしても妊娠中や育児中の収入ダウンは避けられません。そのために納税者(この場合夫)に配慮をして、ある程度税金を免除してあげようという制度なのです。
■配偶者控除の金額とは?
そこで気になるのは実際の金額ですよね。
控除額は年齢によって変わりますが一般の控除対象配偶者は38万円となっています。ちなみに70歳以上の場合は老人控除対象配偶者となり控除額は48万円です。
会社員の場合、年末調整時に所定の書類を会社に提出することで配偶者控除の適用が可能となります。
いかがですか? 特に女性だと、結婚してこの配偶者控除の制度のお世話になる人も多いのではないでしょうか。収入の少ない妻にとっては助かる制度ですが、利用する前にきちんと制度の内容を理解しておきたいですね。