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「他の神社にあって伊勢神宮にないものが4つあります。わかりますか?」
お伊勢さん参りに来てタクシーを利用した時、運転手さんからこんな質問をされることがあります。
答えは、おみくじ、狛犬、鈴、しめ縄の4つ。言われてみれば確かにそうです。
神社を参拝する楽しみといえば、おみくじ。
でもなぜか伊勢神宮にはないのです。
なぜ?という疑問に、これだという答えはないようです。
でも突き詰めていくと、やはり格式の高い伊勢神宮ならではの理由が考えられています。
主なものは次の2つです。
その1
伊勢神宮にお参りすること自体が「吉日」だから、
参拝に来たその日が、すべての人にとって「吉」であり、おみくじで占う必要がないという説。
その2
おみくじはそもそも、国の重要な問題について神様のお考えを占うためのもので、
個人的な吉凶を占うのは不適切だから、という説。
どちらの説もそれなりに説得力があるようですね。
■おみくじは置物とセット 銀行の明細書にも
でもやっぱりおみくじが、という方は、おかげ横丁で探してみてください。
犬の置物とセットになった「おかげ犬」のおみくじ、
かわいい干支の置物の中におみくじが入っている「おかげ干支みくじ」。
さらに、ある銀行の出張所には利用明細書に運勢を表示するおみくじ機能付きATMまであるんです。
ちょっと楽しそうですね。
おみくじはありませんが、お守りはありますよ。
交通安全に学業成就、安産、干支守りと一通りそろっています。
一般的なお守りは1000円で、ほかの神社と比べるとちょっと高めかも。
お守りとは別に、毎年伊勢神宮に初詣に来るという人が買っていくのが、神札と呼ばれるお札です。
家内安全や商売繁盛のお祓いがされていて、神棚に供え ます。
■赤福…餅だけじゃありません
そして、伊勢参り最後のお楽しみは、やはりおはらい町でのショッピング。
伊勢の土産といえば、やっぱり赤福です。
おはらい町のど真ん中に本店があり、存在感のある建物ともあいまって、ちょっとした観光名所。
赤福は県外の駅などでも売っていますが、買うならやっぱり本店でと長い列ができます。
ここまで来たらぜひお立ち寄りをとおススメしたいのが、本店の向かいにある別店舗。
夏は赤福氷、冬は赤福ぜんざいが絶品です。お土産にはなりませんが。
お餅ではこのほか、へんば餅と二軒茶屋餅が地元の人たちに人気です。
ちょっと変わったところでは、松阪木綿で作った小物もおススメです。
そして欠かせないのがやっぱり真珠。
おはらい町以外でもあちこちで真珠店を見かけますが、
お値打ちなのかどうかは、門外漢の私には分かりかねます。あしからず。