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最近よく目にする「130万円の壁」という言葉。
この壁は越えた方がいいのか?それとも超えない方がいいのか?
その判断は慎重に行うべき。


主婦の方と就職相談に応じていると「旦那の扶養の範囲で働きたい」という条件を出されることがよくあります。
扶養とは誰かに養ってもらっている状態を指す言葉です。
でもどうせなら自分でしっかり稼げばいいのに、と思う人もいるでしょうが、
扶養家族でいることでメリットを受けることもあるのです。
例えば旦那さんの扶養家族と認められれば自分の健康保険料や年金保険料を支払わずに済みます。
かと言って旦那さんの保険料が上がることもありません。
保険料は掛からない、でも受けられるサービスは一緒というなら扶養家族でいた方が得です。
というワケで扶養の範囲内で働きたい主婦が多いのです。

では扶養家族と認められる働き方ってどんな働き方でしょう。
社会保険のうえでは年収が130万円未満かつ被保険者の年収の1/2未満の場合は
扶養家族と認められることになっています。
また労働時間や日数が正社員の3/4を超える場合には社会保険の加入義務が発生します。
つまり1週間の労働時間が30時間を超える、あるいは1月の勤務日数が15日を超えるような場合には
社会保険に加入することになります。
そのため扶養の範囲で働きたい人達は求人票の時給や勤務時間帯を注視しながら仕事を選ぶことになります。
しかし例えば150万円以上稼げるチャンスがあるなら扶養の範囲にこだわる必要はないと思います。

なぜなら保険料負担は増えるかもしれませんが、それを差し引いても収入が増える可能性が高いからです。
また将来自分が受け取る年金額も増えることになります。
一概に扶養家族のままがいいというワケでもないのです。

ちなみにこの扶養家族という概念は国民年金や国民健康保険にはありません。
そのため家族の人数が多い自営業者や無業者にはかなりの負担になります。
雇われて働くのは大変ですがこうしたメリットもあるということです。

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