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給料に関する所得税はどのように決まるのでしょうか?
その年の所得税額というのは、源泉徴収票に書かれている源泉徴収額を指すのですが、
どうやったら求められるのか、源泉徴収票を見てもさっぱりという方も多いとお思います。
そこで、ここでは、簡単に所得税の税率とその計算方法について説明します。
■課税対象額の確認
所得税は、会社から支払われた金額すべてに所得税がかかるのではありません。
支払われた金額から、給与所得控除やその年払った社会保険等や配偶者控除などを引いたものが課税対象になります。
源泉徴収票で確認する場合、「給与所得控除後の金額」から
「所得控除の額の合計」を引いたものが、課税対象額になります。
明確に課税対象額が何円とは書いていないのです。
(給与所得控除)
サラリーマンの経費を見なしで引いてくれる制度です。
支払金額に応じて計算された金額が控除されますが最低でも65万円が控除されます。
給与所得がある方のみに適応されるので、ご注意ください。
■税金の計算へ
課税対象額がわかれば、あとは計算するのみです。
ご存じのように日本は累進課税制度をとっていますので、金額に合わせて税率が変わります。
とは言っても、計算は至極簡単です。下の表の内、課税対象額に当てはまるところを見つけ、
課税対象額×税率ー控除額
の式に入れて計算するだけです。
課税対象額が正しく計算されていれば、源泉徴収額と計算結果が合うと思いますので、確認してみてください
(10円未満は切り捨てになります)。
課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円1円~ 330万円以下 10% 97,500円
330万円1円~ 695万円以下 20% 427,500円
695万円1円~ 900万円以下 23% 636,000円
900万円1円~ 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円1円~4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円1円以上 45% 4,796,000円*
*平成27年より適応。それ以前は、最高税率40%で計算する。