２０１５年の大河ドラマは吉田松陰の妹、文が主人公。演じるのは井上真央です。
今回は妹・文について基本的な知識をお教えします。

●妹、文の基本的なこと
文は、杉家の次男だった吉田松陰の妹にあたります。
１０歳以上、年の差があります。
文は１５歳で長州の久坂玄瑞に嫁ぎます。これには、兄の松陰の勧めがあったらしいです。
なぜなら、久坂は松陰の弟子。「防長年少第一流の人物」と称賛したとか。
松陰が妹を可愛がっていたことが分かりますね。
久坂は仕事熱心な男で、文をそっちのけであちこちを飛び回っていました。
直接のやりとりよりも、手紙でのやりとりの方が多かったようです。
禁門の変で、久坂が自刃するまで、文通は続いたそうです。

●４１歳で姉の夫と再婚した文
姉の寿が亡くなってから、文は楫取素彦と再婚します。
この時点で文は美和子と改名しています。
儒学を学んでいた楫取素彦は、母親からの強い勧めでした。
楫取素彦が久坂の妻を貰うということは、つまり彼の思いも背負うということ。また、文も同じです。二人の絆は深かったのでしょう。

吉田松陰のスピリットが、色々な人の思いを繋げていくように思えますね。
大河ドラマが始まる前にちょっとした豆知識を知ることで、他の人との交流を深められると良いですよね。
また、バイオグラフィーを知った事で、文がどのような女性として演じられるのかも楽しみです！
２０１５年の大河ドラマを楽しみに、吉田松陰についての知識を深めるのも良いかもしれませんよ。