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日本人は働きすぎとよく言われています。
実際に日本の有給の取得率は他の国に比べても低い方です。
有給休暇を取りたいけど、実際には取りにくい雰囲気だという職場は結構あるのが現状だと思います。
では、実際に有給休暇を取りたい場合にはどうしたらよいのでしょうか。
1.法律上当然の権利である
有給は労働者の法律上の当然の権利です。
堂々と申請してかまいません。
まわりがそれなりの理由でしか休んでいても関係ありません。
業務に支障のない限り、有給を取得しましょう。
法律的にも会社側に有給休暇を与える義務はあっても、
労働者側に承認や許可を得なければならないとい義務はありません。
もし、周りと違うことをすることによってまわりから嫌な目で見られるのが気になるのであれば
普段から自分のするべき業務は怠らずまわりには迷惑をかけないことです。
それなりに自分がきちんと業務をこなしているのであれば誰も文句は言えないはずです。
2.有給休暇を義務化へ
厚生労働省で有給休暇を義務化にしている話もあるようです。
しかし、これは必ずしも労働者側にとっていい話なのかわかりません。
例えば義務で決まっているから有給休暇を強制的に取らされたとします。
それでも、有給を取るためにその前後の日の残業が増えるのであれば、
それは何だか意味のないような気もします。
有給休暇を義務化するのであればその前に業務量の調整や、
他の人でも代わりがきくような社内の体制が整っていることが必要かもしれません。
3.有給を取っても仕事がたまる場合は
実際に、自分の業務が自分しかやっておらず、休んだ分だけ溜まってしまう。
休むよりも毎日仕事に出ていた方が楽だという人もいるかもしれません。
その場合は本来の業務量を調整してもらうようにに根本から働きかけることが必要です。
もちろん、希望してどうにかなる問題ではありません。
それでも、普段から必要以上に仕事を引き受けないようにする。
自分が普段から忙しいことをまわりにアピールする。
自分の業務を時間がかからないように、こっそり効率化を自分の中で進めるなど、
工夫次第でどうにかなる部分もあるかと思います。
毎日仕事で働くのは大変で、とても疲れることです。
だからこそ、有給休暇という制度は非常にありがたい制度なのでうまく利用するべきです。
それでも、休暇だけにたよらず自分の負担を減らす努力を普段からも心がければ、
もっと楽に休暇を楽しむことができるようになるかもしれません。