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私たちが楽しんでいるテレビ放送は50年以上も前に始まり、
時代の変化として大きな流れがいくつかあったことを思い出します。
白黒テレビ放送からカラーテレビ放送に変わったとき、衛星放送が始まりハイビジョン放送になったとき、
そしてつい最近アナログテレビ放送からデジタルテレビ放送変わったとき。
その変遷の時々で、変わる映像やそれに伴い改善されている音質によって、
映像の臨場感と画質のきめ細かさは圧倒させられるものでした。
また映像表示装置がブラウン管表示のときはブラウン管の球面スクリーンによる画面歪(ラスター歪)があって、
将棋や碁盤の目が歪んで見えていましたが、液晶画面になるとその歪がなくなりました。
ちょうどデジタル放送の高精細度化にタイミングがマッチした感があたと思います。
液晶表示装置は、R(赤)ドット、G(緑)ドット、B(青)ドットの3つのドットで1つの画素を構成しています。
その画素が横方向と縦方向にいくつも並べられて配置されています。放送の種類で使用する画素数が違っています。
地上デジタルハイビジョン放送 横1440画素×縦1080画素
BSデジタルハイビジョン放送 横1920画素×縦1080画素
です。
なお、地上デジタル放送は電波の帯域が狭いので、画素を減らして放送しているためにこのようになっています。
◎最近4Kという言葉を聞くようになりましたが、4Kってなんのことでしょうか?
4KのKとは、Kは1000を意味します。1kg=1000g と同じKです。
従いまして、BSデジタルハイビジョン放送は、横方向の画素数がおよそ2000画素(1920画素)ですので、2Kと言います。
最近耳にするようになった4Kとは、すなわち、横方向の画素数がおよそ4000画素であることを意味します。
4Kスーパーハイビジョン放送 横3840画素×横2160画素となります。
従来のBSデジタルハイビジョン放送に比べて、縦2倍×横2倍の4倍の画素数になり、従来のハイビジョンより
さらに高精細で臨場感のある映像を見ることができるようになります。
4K技術は、総務省が音頭を取って進めている放送サービスの高度化検討会で推し進めているものです。
テレビ放送だけでなく幅広い分野への波及が進んでいくものと思います。
この流れは、見守っていく必要があると思います。