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4K技術や8K技術には、映像フォーマット、映像符号化方式、音声符号化方式及び多重化方式があります。
そして、これらの技術は世界中で普及し、世界的に統一されていく必要があります。
1)放送映像フォーマット
4Kや8K技術の放送(スーパーハイビジョン放送)はNHKが中心となって研究が進められています。
国際標準の取り組みは、ITU-R(国際電気通信連合 無線通信部門:International Telecommunication Union Radio communications Sector)の中で標準化が検討されていました。
臨場感を達成するための視野角度からの画素数決定や画素密度、動画質の改善のためのフレーム周波数、
実物に近い色彩表現などの取り組みがITU-Rの標準化として勧告されています。
2)映像符号化方式
NECが中心となって進めてた映像圧縮技術は「HEVC(High Efficiency Video Coding) 」の
国際標準規格に採用されています。
この高圧縮、高画質の技術は、映像データ容量の削減できるため、
高精細度の画質を伝送帯域への負担を増やさず実現できるようになります。
3)音声符号化及び多重化方式
NHKが中心となって次世代の多重化方式であるMMT(MPEG Media Transport)の標準化を進めてきて、
ISO/IECの国際標準として承認されています。
これまでのハイビジョン放送などは、映像や音声などをまとめて送信するようなシステムでしたが、
MMT方式では、映像信号データや音声データは単独の伝送路でおくるのではなく、複数の伝送路で送るようになります。
送信されてきた複数のコンテンツを受信機側で選択して、同一の画面の中で複数のコンテンツを選んで同期させながら
表示できるようになります。