いつ突然来るのかわからない過呼吸発作、恐ろしいですよね。

過呼吸の主な原因は、精神的なものだといわれています。不安やストレスが原因となることが多いです。

ストレスといっても精神的なものだけではなく、疲労などの肉体的ストレスが原因となることも実はかなりあるのです。

過呼吸になりやすいのは几帳面で神経質な人と言われており、男性よりも女性が、また高齢者よりも若年者に多いと言われています。人生で一度しか経験しない人もいれば、何度も繰り返す人もいます。一度でも経験した人に共通した意見は、「本当に死ぬかと思うほど苦しかった」というものです。中には、発作を経験したことが大きなストレスとなり、「またあの発作が起きるのではないか」という不安から過呼吸発作を繰り返すことになる人もかなり多いです。

繰り返す過呼吸発作の原因には、不安神経症やパニック障害、神経循環無力症など別の性心疾患が隠れていることも少なくありません。これらの病気はいずれも強い不安がベースとなるもので、自己犠牲感が強く、ストレス耐性の弱い人が発症しやすいと言われていますが、持続的なストレス下に置かれれば誰が発症してもおかしくありません。何がどのくらいのストレスとなるのかについては非常に個人差の大きなところなので、周囲の人から見て「このくらいのストレスで調子が悪くなってしまうのか」と思っても、本人にとっては死にたいくらい辛いということも少なくないのです。

特に日本ではストレスによる病気を「気持ちが弱いせいで起こる」などと考える人が多い傾向にあるようですが、対応には十分な注意が必要なのです。