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アドレナリンとノルアドレナリンは同じ神経伝達物質ですが、
ノルアドレナリンにメチル基を加えるとアドレナリンとなり、
ノルアドレナリンはアドレナリンの前駆物質となります。


ノルアドレナリンの前駆物質はドーパミンで、三種類ともチロシンというアミノ酸から作られます。
それぞれ働きかける体内の箇所は異なり、体内で生成される場所も異なりますので、違いを確認してみましょう。

■アドレナリンの特徴
1.興奮と不安
2.血管・臓器への作用
3.副腎髄質で生成

それぞれを詳しく見てみましょう。

1.アドレナリンは主に臓器や筋肉に対して興奮状態であることを伝え、敵から身を守る反応を引き起こします。
しかし興奮と共に不安な気持ちも生み出します。

2.アドレナリンが分泌されると、消化管の平滑筋を弛緩させるので働きが悪くなり消化活動が不活発になります。
医薬品としてのアドレナリンは血管を収縮させるので止血剤として使われ、
また蜂に刺された時などに起こるアナフィラキシーショックにも用いられます。

3.アドレナリンは、危機を察知すると視床下部から指令が出て副腎髄質で作られます。

■ノルアドレナリンの作用
1.興奮と怒り
2.血管への作用
3.交感神経でも副腎髄質でも生成

それぞれを解説すると

1.アドレナリンと同様興奮状態に陥り、放出により血圧が上がりますが、
 アドレナリンのように心拍数は増えません。
2.血管を収縮させますが、アドレナリンほどは作用が強くありません。
3.ノルアドレナリンは視床下部から指令が出ることで生成されますが、
 生成場所はアドレナリンと異なり交感神経でも副腎髄質でも作られます。

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