ノルアドレナリンは別名「怒りのホルモン」と呼ばれストレスで興奮状態になった時や痛みを感じると分泌され、
それにより覚醒が促されかつ判断力が上がります。
適度な量が分泌されている状態が望ましいのですが、過度な分泌は問題も引き起こします。

ノルアドレナリンが発生するシチュエーションと、特徴を見てみましょう。

1.ストレス下で起こる発生
2.ノルアドレナリンの作り出す性格
3.長期間のストレスにおいてのノルアドレナリン

それぞれを詳しく解説しましょう。

1.ノルアドレナリンは主にストレスを受けた時に分泌され、集中力が高まりストレスを回避する方法を探そうとします。
この時、怪我をしても痛みをすぐに感じないなどの状態を呈することもあります。

2.ノルアドレナリンはバランスよく分泌されていれば、活発で意欲に溢れた性格を作り出します。
いわゆるストレスに弱い人というのは、ノルアドレナリンの分泌バランスが悪い状態にあるのです。
一方で過剰に生成されると、パニックやキレやすくなるなど過度な対応を引き出してしまいます。
なお生きる意欲ややる気も司どると言われ、記憶や学習などにも影響を与えています。

3.あまりにも長期間ストレス状態が続き、しかもそれが回避不能な場合は、
ノルアドレナリンが使われ過ぎてしまい減少します。
そうなると、ノルアドレナリンの受容体は感受性を上げようとし、ストレスに対しての感受性も高まってしまいます。
結果小さなストレスにも耐えられずささいなことで爆発してしまったり、
問題に対処できずに逃避行動に走ってしまうなどの問題行動が起こりやすくなります。