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さて、前回までの記事でCPUがどのような働きをするのか、どのような環境が適しているかなど、なんとなくわかってきた事と思います。
この記事では、CPUの性能を決める具体的な以下3つの要素について説明していきたいと思います。
1.動作周波数
2.キャッシュメモリー
3.GPU性能
「1.動作周波数」
CPUの性能を決める基本的な要素の1つが動作周波数です。クロック周波数と呼ばれる事もあります。
Hz(ヘルツ)という周波数の単位で表され、最近は2~3Ghz (※1)の製品が主流となっています。
一秒間に何回の演算が可能かを示すもので、例えば、1GHzのCPUでは1秒間に100万回の演算処理をする事が出来ます。
動作周波数が高いほど処理速度は高速になりますが、その分電力消費が大きくなり易く、放熱によるストレスがかかり易くなる傾向があります。
※G・・・ギガ、10の6乗
「2.キャッシュメモリー」
CPUが計算に使用する為に搭載している数MB(メガバイト)の記憶装置です。CPU外部の領域にあるメインメモリにアクセスする事無く高速に処理を実行する事が出来るので、このメモリが多いほど高性能になります。
例えば、公式などの調査を必要とする複雑な計算を行う際に、本棚まで公式の記載された本を取りに行くのと、机の上に公式の記載された本を置いておくのでは、机の上に置いておいた方が素早く計算できるようなイメージです。
「3.GPU」
Graphics Processing Unitの頭文字をとった語で、3Dモデリングなど、画像処理の演算を得意としています。3Dモデリングやゲームなど、画像処理をメインとした用途でコンピュータを使用する場合、GPUを搭載したCPUを選択すると良いでしょう。
今回の記事では、CPUの性能を決める3つの要素について説明しました。
次の記事では、CPUを長持ちさせる方法について説明します。