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コンピュータの平均寿命は約5年と言われています。せっかく頑張って選んだCPU、出来るだけ長く性能を保ったまま使いたいですよね。
しかし、きちんとした環境できちんとケアしてあげないと、あっという間に調子が悪くなり…気づけば寿命に…なんて事になりかねません。この記事では、CPUをなるべく長持ちさせる方法について紹介します。
まずはCPUの寿命を縮める大敵について説明します。
■CPUの寿命を縮める要因
コンピュータの寿命を縮めてしまう要因は”熱”です。
CPUが稼働する事によって発生する熱は、本来冷却クーラーなどによって効率的に放熱されますが、コンピュータの手入れが行き届いていないと、効率的な放熱が行われず、コンピュータ内に熱が篭る事になります。これがCPUの熱暴走の原因となり、CPUの寿命を縮めてしまう原因となります。
■CPUの熱暴走を避けるには?
コンピュータの中から聞こえてくる、「ブーン」という音を聞いた事があると思います。あれは内蔵の冷却クーラーが、ファンを回してCPUの温度を調整してくれている音です。しかし、タバコのヤニやほこりによって冷却口が詰まってしまい、熱のはけ口がなくなれば、熱が筐体内部にこもってしまいます。これではせっかくの冷却クーラーも意味がありません。
熱暴走を避けるためには、コンピュータ内部に熱をため込まないように使用すれば良いのです。具体的な対策を以下に列挙しますので、参考にしてみてください。
タバコ対策
・タバコを吸う部屋でコンピュータを使用しない
・どうしても吸う場合は空気清浄機を併用する
現在、コンピュータを使用する多くの企業が分煙を行っています。
嫌煙家のためだけではなく、実はコンピュータのためでもあるのです。
ほこり対策
・冷却口のほこりを頻繁に掃除機で吸い取る
・時々筺体を開けて掃除機でほこりを吸い取る
数年間掃除をしていないコンピュータは、ほこりを取り除くだけで目に見える効果があります。
掃除をした後に、冷却クーラーの音が静かになったと感じたら、それは熱を逃がせている証拠です。
熱対策
・CPUのTDPに合った冷却クーラーを搭載する
・直射日光を避ける
・すのこの上にコンピュータを置く
・扇風機で冷やしながらコンピュータを使用する
・30℃以上ある部屋でのコンピュータの使用は避ける
(筐体内部は室温+8℃程度まで上昇するため)
コンピュータを自作する場合は冷却クーラーをきちんと選んで、CPUをしっかり冷やしてあげましょう。
費用を気にして冷却クーラーをケチったばかりに、数か月でCPUが故障したりしたら、元も子もないですよね。
CPUを長持ちさせる方法、わかっていただけましたでしょうか?
きちんとした対策を行えば、CPUは何年も性能を保ったまま働いてくれます。
愛着のあるCPU、正しい知識を持って、出来るだけ長く使ってあげたいですね。