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過呼吸を一度起こした人は、何度も繰り返すといわれています。
発作が生じる度に自分ではどうにもできずに救急車で病院へ運ばれている人もかなりいるのではないでしょうか?
発作が起こったときの対処法を身につければ、そのようなことは少なくなるはずです。
起こった発作を止めるのはなかなか難しいので、まずは発作をできるだけ起こりにくくすることが一番です。何度も発作を起こしている人は、大抵自分で発作が起こりやすい場所や時間、シチュエーションがわかっているはずです。できるだけそのような状況に陥ることを防ぎましょう。
発作が起きそうだな、と思ったらすぐに呼吸をできるだけゆっくりと、そして深くすることを心掛けます。発作が始まると息が吸えないような気分に陥り、ますます呼吸が速くなります。このようなときには、自分で大きく吸ってから何秒か止める、止めた後に大きく息を吐ききることを繰り返します。意識しないとどんどん呼吸が速くなりますので、手元にあれば時計の秒針を見ながら、10秒で吸って5秒止める、などとルールを作るのもお勧めです。
発作が本格的になると自分では止められないことも多いので、できれば予め精神科や心療内科を受診し、発作時の頓用の抗不安剤を処方してもらうと良いでしょう。不安が発作の引き金となることが多いので、いざというときの飲み薬があると思うだけで発作が出なくなる人もかなりいるようです。
昔は過呼吸に紙袋をかぶせるペーパーバッグ呼吸を行っていましたが、窒息による死亡例が出たこともあり、現在ではあまり勧められていません。